クラシック24_小島 貴選手プレスレポート


クラシック24_小島 貴選手_プレスレポート
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初日の晴天ベタ凪とは大きく異なる2日目の朝
北寄りの風で大きく波立つ土浦新港に
続々と選手やスタッフの方々が集まり
まだ夜が明ける前にミーティングが始まった。
私事ではあるが今回プレスアングラーに応募するのも
初めてなら、バスボートに乗ることも初めてであった。
ミーティングが終了し緊張をよそに
「おはようございます。よろしくお願いします」
と声を掛けると、荒ぶる湖上を吹き飛ばすかのように
「おはよう!昨日はいいプラになったよ!(笑)
今日は5本揃えるよ!」
と朝の挨拶と力強い握手を交わしたのは小島 貴プロであった。
 
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「今日はそんなに移動しないよ!」と西浦メインで
釣り込むプランの様だった。
ランチングを済ませると「有難うございまーす!」
と担当スタッフへ一声かけ新港を後にした。
フライトコールを受けファーストポイントへとバウを向けた。
6:20 ファーストポイント(自衛隊前)到着
 
「あっ!メモってんの?ここはね自衛隊前だよ」
とおかっぱリメインの不慣れな私を気遣って下さる優しい小島プロ
「昨日ラストにここに来たんだけどね。5バイトあったんだけど、
食いが浅くて。」と話す小島プロのファーストキャストは
D-ゾーン/ホワイトチャート(3/8)/エバーグリーンである。
この時期ショートバイトが多いため普段はつけない
トレーラーフックで対策された様子。
ウィンディサイドでボートコントロールも大変な中
「ここは絶対にデカいのがいるから」と丁寧にキャストを繰り返す。
「水の量も昨日と変わってない。今日はぜってぇー揃えるぞ!」
と気合十分の小島プロ。
6:27 「おっしゃ!キタッ!!」とバイトあり!
この時私はまだ心の準備が出来ていないままカメラを構えた。
「え!?もうきたの?はやっ!」
と言うのが正直な感想だった。
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「うわっ。何だこれ!チョーでかい!オォッシャー!」
と大興奮の小島プロ 慎重にファイト。
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ハンドランディングしキャッチしたのは霞ヶ浦のスーパーモンスター。
 
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この時点で長さ、ウエイトは測定しなかったが
「これで今日の見せ場作れたぞ!」
とがっちりと握手を交わす。
どんなアタリだったか聞くと
「”ドン!!”って感じかな…いや違うな、”ドッカーン”だな」
とまさに目の前にある自衛隊の戦車から砲弾が発射されたかの
ようなアタリだったという。
ショートバイト対策にトレーラーフックを付けたが完全に丸呑みであった。
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開始早々ではあるが二人のテンションが最高潮になった瞬間であった。
小島プロがこのポイントにコンフィデンスを感じていたのは
WBSの最終戦からで、デカいのがいると感じていたらしい。
「自分の釣りをずっと信じて続けていたのがやっと報われたよ。」
と話す小島プロであった。
 
一通りテトラを流し終わった後もう一度流し始める。
水面を見ると白魚らしきベイトフィッシュが確認でき、
「ベイトフィッシュにリンクしてデカい魚が差しているんですか?」
と質問すると
「ベイトフィッシュを意識しているんじゃなくて、単純に水がいいんだよね。」
と答えて頂けた。その後・・・
7:20
沖ある沈んだ杭周りをクランクベイトでタイトにサーチしていくとバイト!
しかし惜しくも乗らず。移動となる。
8:05
大岩田の石積みクランクベイトで探るがノーバイト移動となる。
8:37
備前川河口をスピナーベイトで探るが反応がなく移動となる。
9:00
桜川河口クランクで釣り上がっていくが
「ベイトっ気もないし水が冬の水になって来てる」と話す小島プロ。
当日は北寄りの風でだいぶ寒く感じたが晩秋と初冬の狭間のこのタイミング。
小島プロがどっちを意識してゲームを組み立てているのか聞いたところ
「晩秋だね。でっかいのはまだ元気だから!」とのこと。
しかし2尾目が遠くここで「ちょっと移動するね!」とエリア変更
9:49
向かった先は牛渡の桟橋だった。「ここが勝負どころだよ。我慢の釣りだ」
と撃つ釣りへシフト。
一本一本とても丁寧にじっくりとアプローチする姿が印象的だった。
しかしここでも二本目は遠くバイトがあっても魚の姿を見ることはなかった。
11:20
苦しい時間が続き、競技時間が2時間ほどになったころ
「よし。もう一回自衛隊前に行こう!」
と決意をあらわにした小島プロ
11:50
一か所木の杭で覆われたジャカゴのエリアをクランクで流した後
本命の自衛隊前へ到着。スピナーベイトと、クランクベイトを
ローテーションさせて丁寧に探っていく。
 
この日、使用頻度の高かったクランクベイトが、
エバーグリーンプロスタッフの福島健プロ、プロデュースの”クラフト”であった。
小島プロは、
「今年1番信用しているクランク!数釣りもできるし、デカイのも釣れる!」
と話していた。このクラフトは、ハイピッチでタイトにアクションすることで
タフなバスでも口を使ってしまうとのこと。
12:10
待望のバイト!しっかりかかっている様子。
キャッチに成功。
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推定1キロオーバーのナイスフィッシュ!
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「昨日バイトがあった魚よりサイズがいい!もう一本だ!」
と、力強く握手を交わす。
その後、近いポイントを最後の1分1秒まで粘るがストップフィッシングとなった。
 
帰着の際
「ほんと今日は来てくれてありがとう。高野くんじゃなかったら
出会えなかった魚ばかりだったよ。全てが噛み合って取れた2本だよ。
一生忘れない1日だったよ。ありがとう」
と、手を差し出してくださり、しっかり握手を交わした。
そしてウエイイン。
小島プロも私も「うずうず」して顔がにやけてしまっていた。
モンスターをギャラリーに披露すると歓声というよりはどよめきの方が大きかった。
2日目2フィッシュでトータルウエイト4100g
初日11位スタートだったが5位まで捲り上げた。
 
そしてあのモンスターは、52㎝ 2690gで、みなさんの記憶にも新しい
オールスタークラシック連覇した青木大介プロが持ち込んだ2570gをも超える
モンスターフィッシュであった。
 
最後表彰台から降りると熱い握手を交わして。2日目を終了することとなった。
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この度は、バスボートにも乗ったことがないドが付く素人の私が
プレスアングラーとして参加させていただけたことはひとえに
WBSスタッフの皆様のおかげです。
 
本当にありがとうございました。
 
そして小島プロ
最後の1秒まで諦めず、魚に触れた時は必ず握手をしてくださり、
釣りをしていないのに私の手までバスの匂いが残ったことは本当に光栄です。
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まとまらず、読みづらいレポートですが、たくさんの経験が
また1つバスフィッシングにのめり込ませていただけるきっかけとなりました。
 
この度はありがとうございました。
 
プレス高野寛史
高野さん熱いレポートをありがとうございました。
掲載が遅くなってしまったことをお詫びいたします。

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