第4戦 レポート


戦慄の桜川!

齋藤寛之・秋田順二チーム
ディープ戦略を駆使して堂々の第四戦チャンプに!!

灼熱の太陽が照り続ける7月の関東地方。
とくに梅雨明け直後は晴天が続く。
「梅雨明け十日」といわれる所以だ。
当然、レイクの水温は激上がり。
しかし、魚はエアコンの世話にはなれない。
自ずと棲みやすい環境を求める。
故にこの時期の釣りは「シェードと水通し」がキーワードとなる。
ほとんどのチームがそのセオリーを基に釣りを組み立てた。
しかし優勝、準優勝チームは
そこから一歩突き抜けた戦略でゲームを作ったのだった。


7月23日に35チーム(棄権1チーム)が参加して行われた第四戦。
予想通り灼熱の太陽の下での試合となった。
人間はもちろん、釣れた魚の状態も心配になる。
朝は涼しかったが、7時ともなると早くも汗がにじみ出る。
昼に近づくにつれ、太陽の光は真上から降り注ぎ、強烈な暑さが霞ケ浦を襲った。


そんな中で行われた第四戦、優勝したのは4本3560gを持ち込んだ齋藤寛之・秋田順二チーム。
齋藤選手はW.B.S.2年目にして初優勝である。

このチームも流入河川という夏のセオリーに忠実に桜川を指名。
「流れのある川での組み立てには自信があった」からである。
具体的には土浦橋から6号までの中・上流域。
しかし、シャローカバーの釣りは除外した。
サイズがイマイチだという判断からである。

いつもはこの時期、トップウォーターの釣りをメインにする齋藤選手。
今回は川幅がチョークした深場でゲームを展開した。
ライブスコープを駆使して硬いところ、杭などを見つけ、細かな狙い目に対してルアーを落として行った。

「画面を見て魚がいなければ即回収、存在した場合だけ粘るといった姿勢を貫いたことで、かなり効率的に試合を組み立てられた」
と本人も語っていた。

ルアーはドライブショット4インチのバックスライド、HPシャッドテールのダウンショット、HP 3D-Wacky  5インチのネコリグなどを適材適所で投入した。

終ってみれば優勝だが、一日釣りまくって4バイト4フィッシュ。
かなり苦しい展開だったと思われる。
しかし、クォリティーな魚にフォーカスしてディープを徹底して攻めた戦略は間違っていなかった。
事実、シャローを攻めたチームの魚はいずれも小さかったからである。

今回は齋藤チームのクレバーな戦略に凱歌が上がったといえよう。

齋藤選手タックルデータ
タックル1:バックスライド
ROD:ダイワ リベリオン 671MHXB-ST
REEL:ダイワ アルファス SV TW 800S-XHL
LINE:フロロ12lb
LURE:OSP ドライブショット4インチ+RYUGI LIMIT 3/0

回遊個体が一旦留まりそうな深めのストラクチャーにフォール&ステイ。
対象ストラクチャーや魚体はライブソナーでこまめに確認する。

タックル2:ドロップショット
ROD:ダイワ リベリオン631MLFB
REEL:ダイワ SSSV 105HL
LINE:フロロ8lb
LURE:OSP HPシャッドテール3.1インチ+RYUGI DOUBLE EDGE 1/0+シンカー5g
ボトムが深い岩盤の壁にサスペンドしている個体の鼻先を狙ってフォール。追いかけて来た場合、ソナーを見ながらバイトを待つ。

タックル3:カバーネコリグ
ROD:ダイワ リベリオン641LXB-ST
REEL:ダイワ アルファスAIR TW 8.6L
LINE:サンライン ALMIGHT #1.5
LURE:OSP HP3Dwacky5インチ+ネイルシンカー1.8g
チャンネルに絡むブラッシュパイルに引っ掛けてロングシェイク。
ライブソナーを見ながら生体反応がある箇所は入念にチェックする。

秋田選手 タックルデータ
Tackle1
ROD: ダイワ リベリオン610 MHRB
REEL:ダイワ SV ライトLTD TN 8..1
LINE: フロロ14LB
LURE:ケイテック グライドカマロン


準優勝は松村寛・佐藤善幸チーム。
期せずしてこのチームも桜川中流域から魚を持ち込んだ。
つまりは桜川のワンツーフィニッシュである。

最初はカバーを撃って行ったが、ノー感じ。
そこで流芯に目を転じ、「そういえばこの辺に沈み杭があったな」と昔の記憶を頼りに釣り進めば「あった!!」

すかさずドライブショット4インチ・ノーシンカーをその先に投げて引いて来れば
結果的にビッグフィッシュ賞に輝いた1690gが来た。
これで岸から離れたところを狙う釣りに確信を持ち、プロズ・ミニスピン1/8oz+HPシャッドテール2.5を引き倒せば次々にグッドサイズが食って来た。

惜しまれるのが終盤でのミス。
3回ほどミスしてリミットに届かなかった。
しかし、優勝チーム同様、シャローを捨てて勝負した判断が準優勝をもたらした。

情報源は「記憶」。
時にアナログはAIに匹敵することを証明した。

松村選手タックルデータ
Tackle
ROD: ダイワ エアエッジ64L
REEL: ダイワ アルファスエアー
LINE: ラインシステム インジケーター8LB
LURE: プロズ・ミニスピン1/8oz+HPシャッドテール2.5

Tackle2 (ビッグフィッシュ)
ROD:ダイワ リベリオン671MH-st
REEL:ダイワ スティーズCT
LINE:ラインシステム インジケーター12lb
LURE:O.S.P ドライブショット4 ノーシンカー

佐藤選手 タックルデータ
Tackle1
ROD: ダイワ スカイレイ68
REEL: ダイワ SS AIR TW
LINE: フロロ10lb
LURE: O.S.P ドライブクローラー4.5 ネコリグ


3位は坂田泰信・金澤真三チーム。
唯一のリミットメイカーである。
このチームは霞ケ浦本湖でゲームを作り5本の魚を持ち込んだ。

朝一はスノヤハラでスジエビ食いの魚を獲ったが、あとは本湖東岸、手賀から麻生までのドックをメインに攻めた。
ネタはオマタスティックのバックスライド。
陽が出てからは杭などのタテストで拾い釣りを展開し、リミットを達成した。

坂田選手も「何より揃ったことが嬉しい」と達成感を表明していた。

坂田選手タックルデータ
Tackle1
ROD:HIDE UP マッカ67MST
REEL:ダイワ SS Air
LINE:フロロ 10lb
LURE: 霞デザイン ハイパーオマタスティック

Tackle2
ROD:HIDE UP マッカ67MST
REEL:フィネスベイトリール
LINE:フロロ 10lb
LURE: HIDE UP ワッパー3インチ、ドライブスティック、ファットヤマセンコー

Tackle3
ROD:HIDE UP マッカ67MLST
REEL:フィネスベイトリール
LINE:フロロ 10lb
LURE:ゲーリーヤマモト レッグワーム

金澤選手タックルデータ
Tackle1
ROD:ダイワ リベリオン731MH
REEL:ダイワ ジリオンSV TW 9.1
LINE:ダイワ モンスターブレイブ 16lb
LURE: ダイワ ボスクロー バックスライド

Tackle2
ROD: ダイワ リベリオン 661M/ML
REEL:ダイワ アルファス SV TW 8.5
LINE:ダイワ モンスターブレイブ 13lb
LURE: ダイワ スティーズ スターリングシャッド2.2 5gダウンショット

Tackle3
ROD:ダイワ ブラックレーベル66UL+
REEL:ダイワ アルファスAir 8.5
LINE:ダイワ モンスターブレイブ10lb
LURE:ゲーリーヤマモト ヤマセンコー3 ダイワ ネコファット4


4位は2本ながらグッドサイズを揃えた上杉真琴・イシケンチーム。
朝一にスノヤハラのミズヒマワリ周りで1本、その後、しばし沈黙が続いたが、花室川河口のシェードに何度も入り直し、2本目を釣った。
リグはケイテック グライドカマロンのバックスライド。



5位はスノヤハラを主戦場にさまざまなルアーで4本の魚を拾っていった
草深幸範・柏木健作チーム。
柏木選手の魚のケアが万全だったので、釣りに集中できた、と草深選手。
この時期の試合では重要な役割分担といえよう。

こうして第4戦は無事に終わった。
これで年間ランキングも動いたことだろう。
ますます最終戦が楽しみになった今日この頃である。

レポート 大和小平

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