その425 霞ヶ浦水辺ふれあい事業
土曜日は霞ヶ浦水辺ふれあい事業だった。
この事業は、行政と民間団体、それに企業が協力し合って、
霞ヶ浦の水質浄化の啓発活動を推進する……。
という同じ目的のために集まり、
子どもたちへの環境保全指導を行っている。
第一回目は「二枚貝の浄化機能と能力を知る」と言うことで、
ヤマトシジミ、ドブガイ、アサリの三者の浄化能力実験を行った。
実験の結果は、ヤマトシジミの圧倒的勝利であった。
ヤマトシジミの浄化能力は、
1gのシジミで1時間に0.15ℓぐらいとのことである。
だから、40gほどのシジミなら
1時間で60ℓの水を浄化する計算になる。
う~ん、キレイになるわけである。
そんな実験を子どもたちと一緒に体験した。
で、先週土曜日の霞ヶ浦水辺ふれあい事業では、
「霞ヶ浦湖岸で遊ぼう!」と言うタイトルで、
水生植物観察や投網体験、ボートでの湖上探検を行った。
盛り沢山の内容で、子どもたちは真剣に霞ヶ浦と親しんでいた。
普段はなかなか訪れることのない霞ヶ浦で、
ボートに乗ったり、植物のジャングルを歩いたり、
魚を捕まえたりなど、非日常な体験をした筈である。
その非日常な体験をより大きく膨らませ、
いつの日か霞ヶ浦の水質浄化に貢献してくれたら、
これに優る喜びはない。
そんなことを思いつつ、
霞ヶ浦水辺ふれあい事業の閉会の挨拶を行った。
疲れたけれど、楽しい半日だった。