罵州雑言

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その424 信じる心


 

 

ゴミを拾うと魚が釣れる。

まるで経のように俺は皆に唱えているし、実践している。

大きなバスが釣れたり、トーナメントに勝利したり、

思い通りの釣りが出来る度に、

日頃のゴミ拾いのお陰だと思っている。

信じているんだな、これを!

 

ゴミを拾う……バスが釣れる!

このことが真実であるかどうかなんて関係ない。

要はこの言葉を信じるか否かである。

信じる気持ちを持ち続け、頑張り続けることが出来れば、

不可能は排除されるのである。

何事も信じている限り、心は滅びないのである。

 

 

424catfish

 

先日釣れたアメリカナマズ、無事にリリースすることが出来た。

今度会うときはもっとでかくなっていろよ!

大きく育って再び会えることを信じているから、

惜しみなくそのまま逃がすことが出来る。

それはバスも同様である。

ただこのところバスが釣れていないので写真もない。

 

バスって少なくなったんですか?

そうなんですよ、もはや霞ヶ浦では絶滅危惧種ですね。

なんてぇ冗談も言えないほど、ここ数年俺には釣れていない。

ただ笑っちゃうほどでかいのは釣れる。

釣り場の末期的な症状だと思われる。

 

だからこそ、信じる気持ちをしっかりと持って、

バスを守って行こう。

これだけ頻繁にトーナメントが開催され、

バスを傷つけている期間が長く、その数量も多いのだから、

アングラーとしては守る方策を立てないと、

やがてバスは本当の絶滅危惧種になるぞ。

 

自由に釣りをさせろ!

釣り場を閉鎖するな!

水辺は公共の財産で国民すべてに権利がある筈だ!

などと権利ばかりを主張する連中は多い。

しかし、権利を主張するには、

義務を果たさないとならないことを忘れている。

 

 

424hasugawara

 

さて、水辺での義務ってなんだろう。

漁業権が発生している所では入漁券の購入だな。

しかし、霞ヶ浦は海区なので誰もが無料で釣りをしている。

にもかかわらず権利の主張っておかしいだろ!

 

先日もフェンスを乗り越えて、

釣りをしている馬鹿者がいたので注意をすると、

立入禁止って書いてありませんよ……だって。

どういう教育を受けていたんだ!

 

だから、NPO水辺基盤協会は釣りの権利を手にするために、

日頃から釣り人としての義務を果たしている。

行政や各団体と連携して様々な活動を行っている。

義務を果たさずに霞ヶ浦の釣りを楽しんでいる人は、

そろそろ義務を果たすべきじゃねぇかな。

 

 

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