罵州雑言

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その344 濁りを防ぐ


 

 

強風が原因の撹拌による濁りなのか、

さてまた田耕起による濁り水の流入なのか、

さらには水温の上昇による植物プランクトンの増殖か・・・・・・。

原因は判らないが、霞ヶ浦の水が濁り始めた。

 

時期を同じくして、小池栄湖も濁り始めた。

水の色に緑が強くなったり、

浄化用のマットがすぐに汚れたりなど、

その兆候は目に見えるほどに表れている。

 

 

344mat

 

左側にある白いマットが洗い終えたマットで、

それ以外はこれから洗うマットだ。

汚れ具合が判るってもんだ。

 

水温が10℃位の時は週に一回洗えば良かったのだが、

水温が12℃を越えたあたりから週三になり、

現在は二日に一遍洗わないと追いつかない状態である。

盛期になると毎日洗うようだがね。

 

このマットで植物プランクトンや汚れを取り除いているのだが、

これ等の働きはもちろんだが、

やはり何と言っても水が動くと言う仕組みが奏功しているんだな。

滞留している水は死水になるだけである。

そう、止水は死水なのであるなっ。

 

 

344wave

 

確かに、強風による高波で湖流は発生するが、

同時に水底の懸濁物を巻き上げて濁りを発生させる。

特に、霞ヶ浦の様な浅い湖沼ではなおさらである。

濁りを取り除き、透明度が増すことで、光合成が可能となり、

水底に残されているシードバンクから植物が発芽すると面白い。

特に、沈水植物歓迎である。

 

ただ、沈水植物の成長して来るのを待っているだけじゃ埒が明かない。

そこで湖岸のゴミの回収と同時に、適所への沈水植物の植栽だ。

ゴミを拾うことで、水底に光が指す。

太陽光によって植物の発芽が促される。

条件さえ揃えば植物はどんどん成長するし、増殖する。

 

今週末の土曜日、俺たちは阿見町青宿の湖岸線で清掃活動だ。

この日の活動が今年度最後の清掃である。

霞ヶ浦の濁りを僅かでも減らせるように、

頑張りましょい、皆の衆!

 

 

 

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