罵州雑言

罵州雑言

その334 53 Pick Up!の四方山話


 

 

大忙しである。

毎日夜遅くまで、時には朝まで年報と睨めっこだったからね。

それでも今は助っ人がいるので、以前の様な厳しさはない。

本当に助かっている。

 

で、思ってもいなかったNPOミズベ10周年の集大成、

ゴミの処理量も概算だが今回の年報で判明した。

思えば、随分と多くのゴミを処分してきたんだなぁ・・・・・・俺たち。

 

 

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1995年、バスアングラーが立ちあがって、日本の水辺のゴミ拾いを始めた。

その10年後の2005年には、日本全国28府県、44ヶ所88回を達成した。

しかし、その年をピークに水辺の清掃活動はその勢いを失った。

特定外来生物法が施行されたからである。

 

バス釣りの免罪符として始まった場所では、

法律の施行と同時に清掃活動が終了してしまうのは、

仕方がないことであったが、やはり淋しかった。

 

しかし、清掃活動が釣りの免罪符になる筈もなく、

免罪符として効果を発揮するのは10年以上の継続や、

地域住民との交流が不可欠になる。

そう言う点ではちょっと甘かったなぁ、バスアングラー諸君。

 

で、現在では6府県、8ヶ所12回ほどの開催となっている。

いやぁ~、1/5だものね、本当に淋しくなったよ。

が、継続しているところは、結束力が一段と強まっているようだ。

何とも頼もしい。

 

同時に、新たに始まった場所もある。

このような場合は続いているね。

年に一回と言うのも良い塩梅なのだろう。

 

負担なく、自分の器量で開催できる清掃活動が良いね。

53の帽子ないんですか?

と聞かれるけれど、俺ももう背伸びはしないことにしたよ。

以前は53キャップのスポンサーを求めて東奔西走したけれど、

それが俺にとっての大きな重石だったのだ。

 

でもね、53キャップに頼ることなく数年間開催してきたら、

気がズッと楽になった。

53キャップを当てにした開催が淘汰されたのだ。

 

さらに、53実行委員会が出来上がって機能してきたから、

これまた肩が軽くなった。

あとは53 Pick Up!の開催地ごとに、

サポーターや正会員の獲得をしてくれたら本当にありがたいなぁ。

 

霞ヶ浦をリリ禁にしないためには、

一人でも多くのサポーターや会員が必要である。

最後に効果を発揮するのは、やはり数だからである。

10年前にNPOの認証を受けてスタートした時は、

300名ぐらいの会員がいた。

 

で、10年経った現在は・・・・・・やはり300人程度である。

ちっとも増えない。いや、むしろ減っている。

どんどん新規入会者が増えているのに、会員の総数は増えないのである。

それは、更新を忘れたり、面倒だったりするからだ。

同時に、事務局と言いつつも専門の職員がいるわけではないので、

手が回りきらないと言うのもあるね。

 

否応なしに全てが後手後手に回ってしまう。

その度に溜息である。

溜息は命を削る鉋かな・・・・・・そう、命を削っているのである。

魚釣りで命を削るならまだしも、

NPOの運営で命を削るのは勘弁して欲しい。

 

でもね、乗り込んじまった舟だもの沈ませたかぁないよ。

舟底から溢れ出る水を掻い出したり、岸に向かってオールを漕いだり、

必死の形相で操船しているのが現状である。

そこで、各地の53 Pick Up!ではサポーターや会員の獲得をお願いしますね。

 

ちょっと愚痴ってしまった本日の罵州雑言である。

読み飛ばして下さって結構ですよ。

 

 

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