罵州雑言

罵州雑言

その312 釣り人の施設利用券


 

 

先日、定置網に入った雑魚の中で、在来魚と外来魚の割合を調べてみた。

国内移入種も外来魚としてカウントした。

すると、在来魚の割合は低かった。

在来魚としては、ニゴイ9、ボラ1の10匹に対して、

外来魚はアメリカナマズ13、アムールブナ2、ワタカ1の16匹だった。

捕獲された魚の約6割が外来魚だった。

 

 

312zatsugyo

 

確かに、こう考えると外来魚の割合は多い。

在来魚は4割しかいないってことだからな。

だがね、それは人間がそうしたのであって、魚たちには何も罪はない。

にもかかわらず、「外来魚は邪魔だ。殺せーっ!」

などと狂信的に叫ぶ人がいる。

 

外来魚を殺して駆除したって、一つも問題の解決にはならないのに、

原理主義者のように外来魚を殺したがる人は、

一体に何を求めているのだろうか?

 

在来魚であってもニゴイやボラのような魚は歓迎されず、

今や霞ヶ浦でも外来魚となってしまったワカサギが持て囃される。

本当に不思議な時代である。

 

ワカサギはただ単に収入源の一つだから・・・・・・って答えじゃ、

誰も納得しないだろうな。

ルアーなどの釣り具を商売にしている人にとっては、

ブラックバス釣りでの収入源が、大きな割合を占めているのだからな。

 

難しい問題ではあるが、この問題を解決しない限り、

前には進めないと思う。

やはり、ライセンス制の導入・・・・・・、

つまり、国による湖沼河川に生息する魚の管理だな。

国土交通省で釣り人に施設利用券を売るってぇはどう?

その資金で環境整備をするってどんなものだろうか???

 

 

Comments are closed.