その256 願い!
もし叶うなら俺たちの手で霞ヶ浦を変えてみたい!
常々そう思っているんだな。
霞ヶ浦導水事業だってそうだぜっ。
この事業によって霞ヶ浦は確実に変化をすると予想できるから、
俺は推進しているんだ。
霞ヶ浦自然再生協議会だってそうだなっ。
スタート当初よりは相当大きく変化している。
湖岸延長線が増えたり、浅瀬が増えたりしている。
またそれに伴って、植物も増加しているんだよ。
それがセイタカアワダチソウなどの外来植物だったりするが、
それがなんだって言うんだ。
植物が増えて、昆虫が増えて、鳥が増えて、魚が増えれば、
それこそ生物多様性じゃないか!
それに、セイタカアワダチソウだって、
最終的には在来種のススキに追いやられる運命にある。
いろんな生き物が棲んで暮らして、営みがあって、
俺たち人間がその恩恵を受けて生きていけるんだよな。
極僅かな生き物しか暮らしていけない環境では、
俺たち人間の生命も危ぶまれるんだ。
これだけ地球が狭くなると、
外来種とか、在来種とかの分け隔てをすること自体がナンセンスだ。
はやぶさ2が小惑星で種の起源を解き明かすかも知れない時代に、
セイタカアワダチソウが、アレチウリが、
ブラックバスが、アメリカナマズが・・・・・・ナンセンスだよね。
でもね、鳥インフルエンザやエボラ出血熱はお断りだ。
マラリアやライム病も勘弁だね。
外来種在来種を問わず、
俺たちの生命を危うくするものに対しては、断固拒否反応を示すさ。
当たり前のことだよな。
ところが、セイタカアワダチソウやアレチウリ、
それにブラックバスやアメリカナマズが、
俺たちの生命を脅かすとは思えないだよ。
それどころかブラックバスに限っては、
俺たちに生き甲斐を与えてくれているんだぜ。
その生き甲斐を殺せとは・・・・・・俺には出来ねぇ相談だ。
人類の生命財産を脅かす外来種と言えば、
こいつ等も間違いなくそれに該当する・・・・・・と俺は思うんだな。
そう、人間が出した自然界には不要の外来ゴミである。
こいつ等の駆除こそ、近々に対処すべき案件である。