罵州雑言

罵州雑言

その205 誤報


 

朝夕はめっきり秋らしくなった。

ひんやりとした空気に身体が包まれることがしばしばだ。

気温も太陽が顔を出さないと20℃を切るような日もある。

水温も21℃まで下がった。

 

するてぇと、渡り鳥の季節だな。

北の国から暖かさを求めて鳥が渡って来る。

そう言えば、北海道では氷点下を記録したとか・・・・・・。

寒さに凍える前に東国に来るてぇことだな。

 

が、こいつ等はちょっと違う。

カモでも留鳥のカモである。

そう、三井物産と皇居で一躍脚光を浴びたカルガモである。

日本中のあちこちで繁殖をし、増え続けているカルガモである。

 

206karugamo

 

親子で暮らす姿を見ると「カワイイ!」となって、

人々からの寵愛を受けることになる。

が、所詮は野良鴨である。

餌を与えたなら最後まで面倒を見て上げないと、

何かが狂うよオバさん!

 

これがもし、野良コンドルだったらどうだろうか?

人のいいオバさんたちは餌をやるだろうか?

コブハクチョウだって、人間をその大きな翼で叩き殺したことがある。

それでも嬉々として餌を与えられるのかい?

 

野良猫も野良鴨も野良だけに、その時だけいい子いい子すれば良いけれど、

一緒に暮らすとなると・・・・・・年がらニコニコとしながら、

餌をやっている訳にはいかんだろうなぁ。

 

だからこそ、人間と野生の生き物の距離は、

ある程度の間隔をおくべきなのである。

野良の動物には餌をやらない・・・・・・こんな条例を作って欲しいなぁ。

これに比べるとリリース禁止条例なんざぁ、相当なマヌケだろう。

早めの撤廃を願うよ。

 

どこぞの新聞の尻馬に乗っかって作ってみたものの・・・・・・、

そんな雰囲気が巷に溢れ始めているリリ禁条例のようである。

 

 

Comments are closed.