その196 石積み消波離岸堤
久し振りに西浦の北岸に行った。
もちろん、バスを求めて彷徨したのだよ。
で、発見したよ。
バスじゃない! 石積みの消波離岸堤だ。
それは、かすみがうら市の戸崎に建設されていた。
石積み離岸堤がいいと思うのは、島が出来るようなものなので、
湖岸延長線が延伸されることだ。
湖岸線の延伸は、単純に生物生息域の拡大である。
陸上と水中の狭間に棲む生き物の生活圏が増えるってぇことだ。
そんな石積み堤防が作られて行く様を目の当たりにした。
大型クレーンによって水中に石が設置されて行く。
最初のうちはただ単に山積みするだけである。
それが第二段階に入ると、
ゴジラの背中の鰭のように巨岩石が整然と並べられていく。
さらにこの工程が進むと、
ユンボと人力によってより正確に石が並べ置かれて行く。
石垣作りのように形や大きさを合わせて並べていくのである。
すると、石積み堤防は水面と水平になる。
見事なものである。
石積み堤防造りは一日見ていても飽きない。
次々に積み上げられていく石の隙間に、
やがて棲みつくであろう小魚や甲殻類を思い浮かべたりもして、
独りニヤリとする。
完成予定は今年の年末までなので、
来年の春には釣りを楽しむことが出来るだろう。
新たなスポットして脚光を浴びることは確かだ。
来年のバスフィッシングが楽しみになってきた。