その147 霞ヶ浦の源流
霞ヶ浦には大小様々な川が流れ込んでいる。
しかし、源流……と呼べるのは限られている。
その他は、街の中にある小さな池だったり、湧水だったり、
これが? 言うものばかりである。
そう、源流と呼べるのは桜川と恋瀬川ぐらいだな。
やはり、山の中の一滴からなるものが源流と言えるだろう。
それ以外は……馬の糞!
ある川の源流に行った。
そっち方面に用事があったからだ。
折角来たんだから……と言うことで、源流を覗きこんだ。
ショックだった。
この水が霞ヶ浦に流れ込んでいる?
オーマイガァ~! である。
な、な、なんじゃ~、こりゃ!
プチプチのついた梱包用のビニール袋のような塊が……気味が悪い!
で、よくよく見ると、な、な、なんと!
オオマリコケムシじゃないの!!
まるで水中の化け物のようだ。
今までに丸い物体は随分と見ていたが、
こんなに大きく帯状に伸びたオオマリコケムシは初めてである。
それにしてもなんともグロテスクだ。
釣りをしようとも思ったが、この状況の水域じゃ気が削がれる。
それにしても、この水が霞ヶ浦の源流の一つだなんて……、
アンビリーバブ~だぜ!
霞ヶ浦の水が良くならない原因として、
流入河川の水質が相当に大きい影響を与えていると思う。
流域住民の意識の向上も重要なことである。