罵州雑言

罵州雑言

その120 弱肉強食


 

1時間でも2時間でも・・・・・・時間さえあれば釣りをしている。

昨日も午後5時30分頃から1時間ほど投げた。

このところ、ウォーリーSRを使うことが多い。

いろんな使い方が出来るからね。

 

投げて着水したら数秒待ってからワンアクション、

これで出なければ2~3回水面で泳がす。

が、潜らせない。

チョンチョンとロッドをあおって、

瀕死の小魚のように水面でもがかせるのだ。

 

魚がいればこれでドッカ~ンと出る。

水面炸裂はことのほか興奮する。

魚のダイナマイト的なバイトが目視できるのだから、

そりゃあもうビビりまくりだよ。

この興奮が病みつきになるんだな。

 

一昨日の夕方のバイトはすぐ足下で起こった。

ガバッと出て引っ手繰られた。

ロッドがギュンとしなった。

緩めにセットしてあったドラッグが滑ってラインが出た。

親指でスプールを押さえて満身の力で合わせた。

ノッタ!

 

右に走る。左に走る。沖に走る。

水中を縦横無尽に駆け巡るが、走りが直線的ではない。

クネッと曲がる。

ハハァ~ン、もしかしてアメナマ???

 

120red

 

案の定、波打ち際に寄って来たのは、

50㎝オーバーのアメリカナマズだった。

が、それにしてもバイトは凄かった。

すぐ足下での水面炸裂に、一瞬たじろいだ。

いやぁ~、本当に面白い。

 

昨日の夕方のバイトもアメナマだった。

昨日は10捲きほどしてから水中でチョンチョンと泳がせた。

何回目かのアクションの時に、ガッツンと来た。

これまた引っ手繰る様な急なバイトに驚いた。

 

が、それほど大きくはないことや、

獲物がアメリカナマズであることはすぐに判った。

ギューンと走らないのである。

 

120blue

 

昨日は水面炸裂を味わえなかったが、

クランクミノーの特性を十分に生かしたバイトだった。

使い慣れてくると、同じ水深を泳がすことが出来るのだ。

昨日のバイトは、水面下50~60cmを泳がせているときだった。

 

こうして毎日のようにクランクミノーで釣りをしているので、

俺のルアーは傷だらけである。

まるで鵜に食われそこなったフナのように・・・・・・。

 

120funa

 

波打ち際で死にそうなフナを見つけた。

側面に二ヶ所大きな傷があった。

恐らく、鵜に食われそうになって出来たものだろう。

 

霞ヶ浦では食ったり食われたりが日常茶飯事に行われている。

だからこそ、俺たち人間が自然の生き物に関わった場合は、

無闇矢鱈に殺さないようにしたいものだ。

必要な分だけキープして、あとは全て逃がす・・・・・・

そんな心積もりが魚たちを守り育むのである。

どうか宜しく!

 

 

 

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