罵州雑言

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その288 霞ヶ浦を守る


霞ヶ浦周辺では。企業や団体、行政による清掃活動が行われています。

一番歴史のあるのが霞ヶ浦問題協議会様による霞ヶ浦北浦地域清掃大作戦です。

かれこれ100回近くも開催しています。年に2回ですから50年ですよ。

 

で、我らがNPO水辺基盤協会の「53 Pick Up!」は50回を越えました。

我々も年に2回開催ですので、追いつくわけはありませんが、

霞ヶ浦問題協議会様の後を追従して頑張って参ります。

と言うことで、51回目の霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!・秋の陣」は、

来る11月6日(日)土浦市大岩田の霞ヶ浦総合公園・水郷体育館にて開催されます。

 

 

 

霞ヶ浦の釣りなどで関わっている多くの皆様に参加していただき、

私たちの財産である霞ヶ浦からゴミを一掃しましょう。

ゴミ拾う心に宿る慈愛の種  幸運児

 

いつも疑問に思われて質問されることがあります。

なんで清掃活動と言うボランティアなのに、参加費を払うの?

ってことですね。

 

 

 

実は霞ヶ浦の沿岸には13の市町村(千葉県が一つ入っている)があって、

霞ヶ浦の陸域のゴミはそれぞれの市町村がその処理を担っています。

一方、河川になると流域は県の管轄になるんです。

そして霞ヶ浦の中は国土交通省霞ヶ浦河川事務所・・・と言う様に、

ゴミの処理にも行政区分がありましてね。

ゴミを拾ったから処分して・・・なんてぇことが言えないんですね。

 

そこで、27年前に考えたのがお金を払って産廃処理してもらう方法でした。

が、しかし、それには莫大な費用が掛かります。

そこで、参加された皆さんから参加費を徴収して、

ゴミの処理費用に充当することを思いついたのです。

最初は500円でしたが、参加者が増えて回収されるゴミの量が増える度に、

ゴミの処理費用も嵩んで行きました。

そこで、20年ほど前から1000円になったのです。

 

 

 

つまり、私たちが行っている清掃活動は、ゴミを拾うだけではなく、

その処分と言う最終責任までを担っているのです。

こんな自助自立している清掃活動は他に類を見ません。

でもね、活動を長く続けていくには、こんな思い切った方法を取ることも重要なんです。

 

 

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特に霞ヶ浦で魚釣りを楽しんでおられる皆さんには、

受益者負担と言う考えでご参加いただけましたら幸いです。

そう、霞ヶ浦で魚釣りを楽しむのだから、ゴミを拾いましょうね。

で、その処理までもしちゃいましょう。誰に頼ることもなく!

こんなシンプルな考え方であります。

 

バスアングラーの皆さん、11月6日(日)には土浦市大岩田の霞ヶ浦総合公園の

水郷体育館前に集合して、レッツ53拾い!

https://www.npo-mizube.jp/info/20221106_53pickup_info/

 

 

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