その278 W.B.S.の思想と姿勢
1995年2月25日にスタートしたW.B.S.による霞ヶ浦の湖岸清掃活動は、
その後「53 Pick Up!」と名称を変え、NPO水辺基盤協会に引き継がれ、
現在に至っております。
そう、27年ほどの歴史ある清掃活動なのですよ。
それも釣り人による釣り人のための水辺の清掃ですからね。
コロナ禍にあっても、今年で50回目の開催となります。
切っ掛けは「俺たちの湖は俺たちが守ろう!」と言う意識でした。
そんな気持ちで清掃活動を始めた心意気や心構えを忘れることなく、
今後もW.B.S.の選手やスタッフの皆さんには精進して欲しいと思います。
その昔、環境相時代の小池百合子さんに、日釣振の高宮会長が言われたそうです。
「釣り人が釣り場の清掃? そんなの当たり前のことですよ」とね。
だったら都の職員は全員総出で東京都の清掃をしろってか?
都から恩恵を受けているのはチミ達職員だからね、と僕は言いたいよ。
本当に小池さんは的外れな頓珍漢なことを言いましたね。
霞ヶ浦や自然の水辺にあるゴミの多くは、流域住民による不法投棄ゴミですよ。
そんなことも知らないで、平気でそんなことを言えるのは頓珍漢だからです。
山屋さんがエベレストや富士山の清掃をしたときは、
称賛されるてぇのに・・・ねぇ。
でも、よく考えてくださいね、山のゴミは確実に山屋さんのゴミですよ。
壊れた家電製品とか、使用済みのオムツを持って登山する人はいませんからね。笑
![](https://www.wbs1.jp/wp-content/uploads/278-02tv.jpg)
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そんなことを考えつつ、W.B.S.には独自のスタイルがあって、
自分たちの釣り場を守るてぇ思想を後世に残すべきだと思ったんですね。
だから、たまには釣りの手を休め、ボランティア活動に従事して欲しいのよ。
これはW.B.S.の選手だけではありませんのよ。
霞ヶ浦を訪れる一般のアングラーにも言えることです。
「自分たちの湖は自分たちで守ろう!」。
年に二回の「53 Pick Up!」の清掃活動もそうだし、
清掃のエキスパートたちが行っている年6回の防塵挺身隊、
さらには粉骨砕身で草刈りやゴミ拾いをしている土浦新港の手入れなど、
ボランティアに従事する機会は幾らでもあるんですからね。
霞ヶ浦を訪れる多くの釣り人が一丸になってのボランティア、
奉仕の心で活動に従事すれば霞ヶ浦がもっと好きになる・・・筈だよ。
これがW.B.S.の思想と姿勢なんですなっ。
今期から入会されたプロの皆さんは、心しておくように!
また、ベテランと言われているプロの皆さんは率先して行動するように!!
さて、来る4月10日(日)には、土浦新港の草刈り&清掃を行いますよ。
たいしたゴミはないけれど、それでも探せば結構あるんですなっ。
それに、堤防上の植木の手入れもしたいですね。
どうするって? 剪定ばさみでガシガシと切るだけのことでやんス。
そんな作業がしたい方は、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ。
あっ、強制じゃありませんぜっ。
でも、霞ヶ浦を愛しているって言うなら口だけではなく、行動で示さないとね。
道具をお持ちの方はご持参ください。無い方は手ぶらで良いですよ。