その189 BACのWild Card
7月26日(金)に、土浦新港に於いて、
Basser Allstar Classicの出場権獲得のWild Cardが開催された。
選りすぐりの16名の選手が一枚の出場切符を賭して戦い抜いた。
勝つことだけ、トップに立つことだけを念頭に戦う正に背水の陣だ。
死ぬか生きるかの瀬戸際の戦いでもある。
故にZERO申告者も多かった。
それだけ自分の釣りに自信と誇りを持って臨んでいるからだと思う。
優勝は5fish5aliveで5015gをウェイインした村川勇介選手だ。
続く2位には4fish4aliveで、
僅かに30gのビハインドの4985gの千葉恒太選手であった。
3位には2位に635gビハインドの4350gの平本直仁選手だった。
いやぁ~、まさに息が詰まり、固唾を飲む試合展開でした。
上位三名は誰が優勝してもおかしく無いウェイトだったが、
きっちりとリミットを揃えた村川勇介選手が制したのである。
よく頑張ったね。
まさか、最後の最後に恐怖の逆転劇があったなんて・・・。
それにしても事故やトラブルがなくて幸いだった。
南寄りの強風下にも関わらず選手全員が無事に帰ってきた。
最も嬉しい報告である。
W.B.S.の第4戦は、東寄りの強風のために中止になってね。
延期も再開も行わない方向に決まった。
で、今年は全4戦での勝負となるだろう。
昨年までは予備日と言うものを設けて、
万一の試合ができなかった時の準備をしていたが、
今年はこれを俺の一存で廃止した。
その理由は・・・W.B.S.のトーナメントは、
同じ場所で数回に渡って行われているからである。
年に一度のトーナメントであれば、
順延とかも考慮しておく必要があるのだろうが、
年に5戦行われるW.B.S.のトーナメントで、
止むに止まれぬ事情で中止なった場合、
同じメンバー、同じ組み合わせで戦うことは困難なので、
だったらやめるべきだと考えたからだ。
チームトーナメントの面白さは、
一期一会が協力し合うことにあるし、
それがバストーナメントやバスフィッシングを通じて
親睦を深めることに繋がると考えている。
俺たちスタッフもチームを組み上げ、フライトを決め、
開催準備の万端を整えてトーナメントに臨んでいる。
それが水に流れてしまったり、藻屑になってしまうのは心許ない。
イベントで一番重要で怠ることの出来ない事が準備である。
それが水泡に帰すのである。
だったらやめて白紙にした方が良いと考えた。
同時に未然に事故を防ぐと言う行動だ。
事故があってからでは遅すぎることも考慮したのである。
さぁ、泣いても笑っても次回の第5戦で年間の順位が決まる。
悔いのないよう、残心のないような試合を選手の全員にして欲しいな。
いつまでも有ると思うな金とバストーナメントだぜ。