罵州雑言

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その154 何だ、これ?


 

霞ヶ浦の湖岸を頻繁に走っていると、

以前よりも砂浜が増えていることに気づく。

湖岸線に砂を入れたことで、

集まるべくして集まる場所に砂が流れ着くのがよく判る。

海の砂浜もそうだよね。

その年の風波によって砂の流れ着く場所が変わるんだな。

 

霞ヶ浦でも海のヘッドランドと同様に、

沖にシートパイルを打っている場所には砂が溜まりやすいんだな。

そんなことを理解していると、あの辺には砂地があるなとか、

ここの砂は流れ出て行くな・・・など、地形変化が予め把握できる。

そして砂や礫の混じった浜辺は、魚たちの産卵場所になるのである。

 

だから、砂浜を見つけるとどんな小さなものでも観察しに行く。

魚釣りのヒントが落ちているからな。

で、ある砂浜に来た時、こんなものを見つけた。

 

 

 

砂浜で固まっていたので、てっきり茶色の砂利だと思っていたら、

な、な、なんと! 発泡スチロールの粉砕された物だった。

発泡スチロールが粉砕され、粉々になってビーズ状になったものだ。

それに汚れがついて茶色に変色しているんだよ。

 

こんなものが無数にある。

間違いなく、魚たちは餌だと思って食べちゃうよな。

するてぇと、魚たちは不健康になる。

当たり前のことだよなっ。

俺たちの体内に発泡スチロールが入ったって相当にヤバイからな。

 

 

 

よく見ると汚れていない白い発泡ビーズもある。

凹んでいるものもある。

ここだけで数千個だと思われる。

回収のしようがないので、砂ごとゴミバケツにぶち込んだ。

 

こんなゴミが霞ヶ浦には山盛りある。

魚たちを健康にしようと思ったら、

発泡スチロールはデカいうちに回収しないと駄目だな。

細かくなったら始末に悪いし、手に負えなくなるからな。

何事も先んじることが大事である。

 

 

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