罵州雑言

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その073 水生植物のある風景が好きだ!


 

JLBAの第二戦、JLBA Openが無事に終了した。

折からの梅雨明け宣言に心が折れそうになった。

えっ、梅雨はもうお終いかい?

これで終わっちまうのかい?

ンじゃあ、空梅雨じゃねぇの!

唐揚げなら酒の肴になるけれど、空梅雨じゃ蕎麦も食えねぇよ!

 

霞ヶ浦も大幅に水位が下がっている。

水位が下がると深場まで太陽光が届くので、

水生植物の中には発芽するものも出てくるだろうが、

水中の生き物にとっては厳しい条件だよな。

鳥類や哺乳類にも狙われ易くなるてぇことだからな。

 

 

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願わくば、沈水植物が増えてくれると嬉しいなぁ。

草魚が棲息していたり、除草剤が河川や水路から流れ込むことで、

霞ヶ浦の水生植物にとっては相当に厳しい条件だが、

細々とでも彼等が生き延びてくれたら、

いつかどこかで昔日の沈水植物が繁茂した霞ヶ浦が蘇る。

そう、水生植物たちが陽の目を見ることできるんだ。

 

その日まで、俺たちW.B.S.は組織を挙げて、

水生植物の保全と増殖を進めているNPO水辺基盤協会を

バックアップして行くよ。

水生植物の群生は陸上に例えれば、林や森のようなものだ。

そこには生きとし生ける多くの生物が集まってくる。

 

 

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そんなことを理解しているのはバスアングラーぐらいのものだ。

それも第一線で戦っているアングラーぐらいだ。

戦いのために敵を知ることが必要だからだな。

バスのことを敵と言う言い回しはちょいと変だけれど、

バストーナメントはバスとの知恵比べ、ゲームだからである。

 

バスをしっかりと理解していくと、バスの棲む環境に行き着く。

何が必要で、何が不要か?が判るんだな。

そんな知識や知恵を持ったW.B.S.のメンバーと、

ゴミ拾いから環境保全を訴え続けているNPOミズベがタッグを組んで、

霞ヶ浦の水生植物復活計画を進めている。

それが、水草募金である。

 

一口千円の募金を集めて、在来の水生植物を増やす事業を展開している。

昨年からW.B.S.の全面支援を得て、

その活動が美浦村舟子の水路でも行われるようになった。

この水路から植物の種子や植芽が霞ヶ浦に流れ込んで、

少しずつでも増えていく仕組みが作れたら最高である。

皆さんのご協力を期待している。

 

 

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