罵州雑言

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その864 自然再生協議会


 

 

霞ヶ浦自然再生協議会が発足して10年ほどが経過したが、

ここ数年で見違えるほど霞ヶ浦の湖岸線が変化して来た。

人間が手を加えた自然環境は、

常々人間が携わっていないと駄目なのだなぁ・・・を痛感した。

 

持ちつ持たれつの関係が良いのであるな。

それでも自然の方が人間よりはるかに強靭で、

牙をむけることもしばしばあるが、

そいつを無闇に叩き潰そうなんてぇ風には思わず、

譲歩して共生して行くぐらいの心積もりが必要である。

自然の脅威に勝てる訳がねぇのだから。

 

 

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そんな思いに心が変化したのも写真のお二人のお陰である。

前田修先生と井上操氏である。

霞ケ浦環境科学センター繋がりであるし、

霞ヶ浦水辺ふれあい事業繋がりでもある。

これまた長いお付き合いである。

十数年になるね。

 

共存共栄共生共在・・・自然とはこんな関係を構築するのが、

ベストであると教わった。

その教えを守って自分たちの守りたいものを守ってきた。

それが霞ヶ浦である。

霞ヶ浦の水質浄化運動を進めるのも、

健康な魚の棲む湖沼にしたいからだ。

 

ゴミ拾いも、水生植物の植栽も、子ども釣り教室も、

その他の啓発活動も、全ては霞ヶ浦の浄化推進である。

帰結するところはその一点である。

だからブレようがない。

そこに向かって一直線である。

常陸川水門への魚道設置運動も、霞ヶ浦導水事業の早期完成も、

全てはその一点に結びつくのである。

 

 

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俺たちが目指すのは、霞ヶ浦の水質浄化と健康な魚の生息域確保である。

在来種とか外来種に対してあれこれ言うのではなく、

全ての種が健やかに成長できる環境の構築である。

その目標を掲げて今後も走り続けるよ。

みんな、ついてこいよ!

 

 

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