罵州雑言

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その836 平和に暮らすために!


 

 

気候の変動や外来種の侵入にも負けずに、

在来種が今まで生き延びて来たのは、

生き延びる力を持ち備えていたり、

移入種に対しての抵抗力や応用力を身に付けたり、

さらには自らを変異させて来たからだ・・・と俺は思う。

 

生き物たちは外来種や移入種によって強くなる・・・とも思っている。

例えば、サッカーが強い。野球も強い。相撲もやがて、強くなる。

この様にスポーツの多くは、外国人によって強くなっているのだ。

この外的刺激が生物の本能を目覚めさせ、

日本人選手を強くしているのであれば、

自然界の生物たちも同様で、外来種や移入種によって、

強さをより高めていくではなかろうか。

 

その一つの例として、毎年日本にやって来るシベリアからの渡り鳥が、

毎年違ったインフルエンザウィルスを運び込んだり、

ウィルスを変異させたりするのも、

生き物たちが外的刺激によって強くなっているからに他ならない。

この変化や変異は、生物の持つ応用力や順応性だから、

俺たちには如何ともし難い。

 

唯一の方法は戦い抜いて、相手を出し抜くしかないのである。

つまり、強い生き物になれと言うことである。

強さがあれば弱肉強食の自然界を生き抜けるし、

戦いの隙間を縫うことができれば、

これまた生き延びることが可能なのである。

 

島国とは言っても、陸海空と行き来が自由であれば、

否応なしに外来種は侵入する。

重要なのはこの侵入を阻止することで、

既に日本に棲みついてしまった種に関しては、

共存や共生をして行くしかないのである。

 

こんな簡単な原理原則が判らずに、

侵入して数十年も経過しているものに対して、

「駆除だ!」「殺せ!」「絶滅だ!」などと声高に叫ぶのは、

戦争を正当化していた真珠湾攻撃の前章の様な気がしてならない。

俺たち釣り人は、もっと平和に魚釣りを楽しみたいだけなのだよ。

 

 

836kagamimochi

 

来年こそはそんな素敵な年が訪れますように!

 

 

 

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