罵州雑言

罵州雑言

その790 ダックウィード


 

 

9月は頻繁に釣りに行く予定だった。

が、蓋を空けて見たら・・・行けていない。

ギックリ腰だなっ。

でも、10月になれば・・・行けていない。

手首の腱の損傷である。

思い出ボロボロではなく、身体がボロボロだよ。

 

そんな10月も後半に入ってしまった。

手首はほぼ治ったが、腰は未だに重い。

ギックリ腰の火種がケツに埋まっているようでなんだか煩わしい。

先日の防塵挺身隊でちょいと頑張ったら、翌日は死にそうだった。

が、W.B.S.クラシックと世界湖沼会議市民の会の集まりで、

朝から晩までせわしなく動いた。

 

翌月曜日、朝10時から夜の8時まで缶詰状態で打ち合わせがあった。

お陰様で議事は恙無く進行したがヘロヘロだった。

どこかで鋭気を養わないと死にそうである。

若いお嬢さんの気の注入が必要である。

なぁ~んちゃって!

 

 

さて、話は変わって、

カモの足について何処へでも行ける水生植物の一つに、

アオウキクサがある。

田圃に浮いている緑色した小さな葉っぱである。

カモの足について移動しちまうので、どこにでもあるんだな。

我等が小池栄湖にもある。

それはカモが飛来しているからだ。

 

こんな風に生物たちは日々刻々と移動している。

あっちの水域からこっちの水域へと・・・。

生体の移動は無理でも卵の状態であれば、

カモの足にアオウキクサがついて、

そのアオウキクサの根っこに魚の卵がいたりして、

そうなると知らずのうち卵と幼魚は移動してしまうんだろうなぁ。

 

 

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アオウキクサの仲間に、アカウキクサがある。

霞ヶ浦周辺の田圃で見られるのはその殆どがオオアカウキクサだ。

オオアカウキクサは水生シダ植物で、アオウキクサの親類ではあるが、

アオウキクサほど可愛らしくない。

どちらかと言うと、グロイのである。

 

また、水田雑草としても嫌われ者で、

繁殖能力が強烈でどんな場所でも繁茂する。

これがカモの足について小池栄湖に移植された。

さらに、それが知らぬ間に水草樽の中に入り込み増えた。

う~ん、どんなに人間が排除しようと思っても、

自然界の生き物の方がしたたかに生きている。

 

そこにいる生物を利用して強かに生きているんだ。

そこには在来生物とか、外来生物とかの線引きはない。

線引きをしているのは俺たち人間だけである。

人間の目線で、人間の勝手で、人間主体での線引きなんて、

自然界では通用しない。

その現象がいま日本中に起きている。

だからこそ、人間はもっと謙虚になるべきだ。

 

 

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