その755 産卵期のバスの保護ルール
俺たちの大好きなブラックバスが、
現東京都知事の小池百合子氏が環境相時代に特定外来生物法に指定し、
その後の補充の道筋がバッサリと切られた現在、
ブラックバスを守る手段と言えば、
産卵を順調にさせるだけが唯一の道である。
そこで、NPO水辺基盤協会がこんな提案をしてくれた。
概要は5月1日から末日までの一ヶ月間に限り、
釣り上げたバスの移動を禁止するルールである。
禁止とは言っても強制力も強要力もないので、
バスアングラーへのお願いと言うことだ。
また、この時期にバス釣りをしないで・・・と言うことではなく、
釣り上げたバスは記念撮影後に、
速やかにリリースして欲しいと言うことなのである。
だから、もしこの時期にトーナメントを行うとすれば、
釣り上げたバスを撮影した写真で競技するなどの方法を、
皆さんに考えて欲しいのである。
釣り上げた場所からの移動の禁止! これをお願いしたいのである。
トーナメント団体であるW.B.S.はもちろん、
JBにもお願いをして了承を得ている。
さらにNBCやローカルトーナメントクラブなどにも、
ぐるりと回ってお願いをした。
皆さん、快諾してくれて来年からはこのローカル・ルールを
守っていただけることになった。
先ずは一安心である。
末永くバスフィッシングを楽しむために、
俺たちバスングラーのできること・・・それを一つひとつこなして行こう。
志のあるアングラーだけであっても、目標に向かって一丸となって、
その目標を完遂することができれば、きっと明るい未来が広がる筈だ。
この「産卵床を守る」と言う極めて簡単なルールが、
霞ヶ浦を訪れるバスアングラーに皆さんに、
共通認識として定着することを願っている。