罵州雑言

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その687 選挙と釣りのルール


 

 

面白いもんだ。

同じ種類の親戚同士だっていうのに、行き方が随分と違うんだねぇ。

それは、人間も水生植物も同様だな。

こうして、傍に置いて観察しているといろんなことが判ってくる。

 

 

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エビモの先にある焦げ茶の物体は、エビモの殖芽である。

まぁ、一種のタネの様なものだ。

これは夏殖芽と言って、この時期にエビモの先端から剥がれ落ち、

水底に沈んでから芽を出すのだね。

よく見ると、エビモの葉が夏枯れしているだろ。

一方、こちらの水草は青々としている。

 

 

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これはヒルムシロだ。

右側のフサフサしているのがマツモだ。

ヒルムシロはヒルムシロ科で上の写真のエビモと同種である。

が、ヒルムシロは浮葉性であるが、エビモは基本的には浮葉しない。

同じ仲間であっても性格とか習性の違いなのだろう。

 

そう、世の中には似ているようだがまったく異なった物や、

似ていないのに同じ仲間だったりする物など、

首を傾げてしまう例が幾らでもある。

 

ところが、人間の世界では「ええーっ!」と驚いたり、

首を傾げてしまう状態は頻繁にあるんだな。

特に政治の世界では四六時中、つまり常時のことである。

だからこそ、候補者をしっかりと見据えて投票しないとな。

清き一票が無駄な一票になってしまう。

 

俺の一票如きで政治が変わる筈はねぇよ。

と嘆く前に、一票を投じることで、

政治に感心を持つようになることが大事なことなんだ。

それは、ルールとマナーを大切にして魚釣りをすることで、

自然環境に関心を持つようになると良く似ている。

なので、呉ぐれも選挙での投票権を放棄しないように!

 

 

 

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