●朝顔に・・・
朝顔につるべとられてもらい水
ご存知、江戸末期の廃人、じゃなくて俳人・加賀千代女の作品だ。
要するに朝、井戸で水を汲もうとしたら、
桶を吊るしたつるべ、いまでいうとロープに朝顔のつるが絡まっていた。
これじゃ水も汲めないというので、近所に水をもらいに行った、
という内容。
朝顔や、という説もある。
いずれにせよ実に有名な句だが、
正岡子規などは
「もらい水」のくだりが俗すぎて、凡句だと低評価を下したようだ。
でもまあ、今の時期の雰囲気が感じられて、いい句だと思う。
ところで、私も先日、同じような状況に出くわした。
説明するより写真の方がわかりやすいだろう。
つまりはこんな感じだ。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
庭で素振りをするためのクラブが
朝顔のつるにとられていた。
これでは素振りもできない。
そこで一句、
朝顔にクラブとられて昼寝する
あまりの暑さに庭にも出ていなかったからこうなった。
今日は涼しいので出てみたらこんな感じだった。
うーむ、季節の風情を感じるなー。
どこが!?
そりでは。