帰ってきた Cool Cool Phoo

帰ってきた Cool Cool Phoo

●攻めの姿勢


まだまだコロナ禍の行方も定まらぬ今日この頃ですが、

W.B.S.トーナメントは何気に盛り上がりを見せていますね。

いいことです。

こういう時こそ元気を出さないと。

 

私の友人もこんな時だからこそ攻めないと…

といって新しくリフォーム関係の事務所をオープンさせました。

どんな仕事でも攻めの姿勢は大切です。

 

仕事始め日、友人はデスクにデンと座って客を待っていました。

すると、開店直後に人がやってきて店に入ろうとしていました。

どこかの制服を着た、やっぱり建築関係の人のようでした。

 

「おっ! もう客が来た」

友人はそこで一芝居打ちました。

電話の受話器をとり、忙しいふりをして語り始めたのです。

入って来た人には目で

「すこしお待ちください」と合図して語り続けました。

 

「ああ、その件ですか? 今週中ですか?

いや今、仕事が一杯で手が付けられないんですよね。

ところで、価格はいくらでしたっけ?

えっ? 2千万?

いやー、勘弁してくださいよ。

あの現場だったら3千万円はもらわないと。

まあ、検討してください。

今、お客さんが見えているんで、一旦切りますよ」

 

こういって受話器を置いた友人は、入って来た人に聞きました。

「お待たせしてスミマセン。開店以来、電話が鳴りっぱなしなんで。で、ご用件は?」

するとその客……らしい人は申し訳なさそうにこういいました。

「あの

電話を開通させに来ました」

ズガーン! 友人は激しくコケたそうです。

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