帰ってきた Cool Cool Phoo

帰ってきた Cool Cool Phoo

●竹鶴


先日、ある人からニッカのウィスキー「竹鶴」をいただきました。

 

経緯はこんな感じです。

「風さん、ウィスキー飲みます?」

「あ、ええ、まあ」

「こないだ『竹鶴』というウィスキーをもらったんですよ。

でも私はお酒を飲まないので、差し上げますよ」

「えっ! いいんですか」

「どうぞどうぞ」

 

それからその人と会う機会は2回ほどありましたが、

その都度「あ、忘れてしまいました」

ということで「竹鶴」はもらえませんでした。

「まあ、いつでもいいですよ」

私はそれほど気にも留めていませんでした。

 

しかし、つい先日会う機会がありまして、

その人は「今度は『竹鶴』忘れませんよ」

といってくれました。

 

んで当日、その人は「竹鶴」を持ってきてくれました。

立派な箱に入っていました。

 

もらうだけでは申し訳ないので、

私は和菓子を買っていったのです。

「竹鶴」が確か5千円ぐらいだったと思うので、

3千円の和菓子をお礼に差し上げました。

 

そして「竹鶴」を家に持って帰りました。

とりあえず味見をするか、ということで飲んでみることにしました。

いい酒はストレートってことで、

私はとっておきのグラスを用意しました。

 

と、その前に、このウィスキー、いくらぐらいするのかな?

という疑問が湧き出て来まして、

調べてみることにしました。

どうも私が知っている「竹鶴」ではなさそうだったからです。

 

もらった瓶を見ますと「35年」と書かれてあります。

とりあえずヤフオクで調べてみました。

すると

50000円!

「ゲッ、このウィスキー、5万円もするんだ!」

 

私は驚きました。

そして瓶を開けようとしました。

 

でも、私の心にフト疑問が湧き起こりました。

「さっきのヤフオクの『竹鶴』、ちょっと色が変だったぞ?」

私はもう一度ヤフオクを見ました。

色がおかしいはずです。

そこにはこう書かれてありました。

「竹鶴」の

空き瓶」

「ゲッ、空き瓶が5万円!?」

私は腰を抜かしました。

 

それじゃあ中味が入った新品はいくらするんだ?

そう思ってさらに調べると、

35年物の箱入り新品は

500000円!

んズガーン!

ごご、50万円!?

 

調べると、この「竹鶴35年物」は2008年に発売された1200本限定だそうで、

発売時の価格が12万円、

それが今では50万円前後で売られているそうです。

瓶をよく見ればシリアルナンバーが書かれてあります。

いやー、開けなくてよかった!!

これですけど。

きっとその人は値段を知らずに私にくれたんでしょうが、

こういう場合、私はどうしたらいいんでしょうか?

Comments are closed.