●郵便配達は二度ベルを鳴らす
雨続きの昨今は、仕事も一段落したのでひたすら読書です。
本棚から古いのを引っ張り出して読んでます。
最近はジェームス・ケインの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を読みました。
ガソリンスタンドの奥さんとならず者のストーリーです。
アメリカによくあるガソリンスタンド兼食堂です。
そこのコーラという色っぽい奥さんとできたならず者が、
奥さんと共謀して旦那を殺しちゃうというエグイ話です。
昔、けっこう話題になった作品です。
映画化された時に、大胆な性描写が物議を巻き起こしました。
ならず者と奥さんがテーブルの上でイタしてしまうのです。
これはキテましたね。
その話題はしばらく続きました。
ある倦怠期のご夫婦もその話題で盛り上がりました。
旦那が元気がないので奥さんがご不満らしいのです。
「テーブルの上でイタす経験をしてみたい」というのです。
そこで奥さんの友人がバイ〇グラを奥さんにあげました。
「食事の前にこっそり飲ませるといいわよ」
ある日、奥さんはそのアドバイスどおり、
食事の前にそれをワインに溶かして旦那に飲ませました。
数日後、その顛末を奥さんは報告してくれました。
「すごかったですわ。テーブルの上でいきなりですから」
ここで「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の1シーンが連想されるのです。
奥さんはとても満足したみたいでした。
でも、少し残念そうにこういいました。
「最高でした。でも・・・
「でも?」
↓
↓
↓
↓
↓
↓
「あのレストランには二度と行けませんね」
(そんなとこでやったんかい!)