帰ってきた Cool Cool Phoo

帰ってきた Cool Cool Phoo

●Retirement


プロゴルファーの宮里藍さんが今季限りの引退を表明した。

 

今日の午後、ワインを飲みながら昼飯を食って、

その後ソファーでゴロンと横になるという、

典型的ダメ男の生き方を実践していたら、

その記者会見が流れてきた。

左は私が「猫ふんじゃった」を弾いているピアノです

 

引退の理由は「モチベーションがなくなったから」

ということだが、まだやれるのに、と思うのはシロート判断。

本人にしかわからない境地からの決断だろう。

 

彼女のゴルフの腕はまだ超一流なので、

適当に稼ぐぐらいはまったく問題ないだろうが、

あれだけのキャリアを積み重ねた人にとって、

当たり前の成績では自分が許せないのだろう。

 

翻って、バストーナメントの世界でも引退を表明する人はいる。

アメリカでは毎年、高齢のプロがリタイアする。

恐らく移動などが大変なので体力的な限界を感じるからだろう。

体一つで飛行機などで移動できるゴルファーなどと違って、

バストーナメントをトレイルする場合、ボートを引いて移動するので、

その労力は想像を絶する。

そもそも距離が違う。

カッタルイ、もういいやと思うのも理解できる。

 

逆に、日本のトーナメントプロは恵まれている。

試合数も少なく移動も楽だ。

試合がない間は雑誌の取材やイベントなどで結構忙しい。

そっちがメインのプロもいたりして・・・。

アメリカではトーナメントを優先してイベントなどは断るプロが多い。

しかし社会貢献活動などには積極的に参加する。

そういう意識の高さがある。

日本では賞金は安いがその分、エントリーフィーも安い。

アメリカなんか、年間何百万円。

十分生活できちゃう額だ。

 

というわけで、

アメリカで長い間闘ってきた宮里藍さんには、

きっと人には言えない大変さがあったのだろう。

逆に、世界ランク1位という金字塔を打ち立てたので、

思い残すことはないという達成感もあったのだろう。

 

これからどうする ? などという外野の声は気にしないで、

自分が選んだ道を歩んでほしい。

 

サッカーの中田選手が引退した時に似ている気がする。

そんな5月も終わりそうな日の午後だった。

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