罵州雑言

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その772 自問自答


 

 

先日、ついでと言っては何だが、

普段なかなか行けなかったり、会えなかったりの山梨の友人を訪ねた。

河口湖は湖宮の宮澤 岐である。

彼とはかれこれ30年以上の付き合いで、

大塚のルイからB.A.S.S. of Japanと、

ズーッと一緒にバスフィッシングを楽しんできた。

 

グレン・ルーの16mmのバスフィッシングフィルムを、

ZEBCOから借りたのも彼が事の発端だった。

図書館でバスアングラーを集めて映写会を行った。

あの映像を観た時は、ショックだったねぇ。

何とも凄いものを観た衝撃で、

数日間は頭の中に映像が焼き付いていた。

多分、あの映像を観た日から

俺はバスフィッシングの虜になったのだと思う。

 

ルアーフィッシングを始めて、

かれこれ45年が経過しようとしている。

バスに限らず、トラウトも、ライギョも、フライも、

ソルトウォーターでも、なんでもかんでも釣り上げて来たけれど、

一番好きな釣りがバスフィッシングである。

あと何年出来るかは判らないけれど、

最後の最後までロッドを振っていたいなぁ・・・。

そんな感慨に耽る今日この頃である。

 

そして、次の世代を担ってくれる人を育てよう。

釣りは伝承文化である。

であるならば、我が身だけの技術にとどまることなく、

次の世代に伝え残すべきである。

さて俺には伝え残すべき技術ってあるのか?

自問自答しつつ秋の夜は更けて行く。

 

 

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