帰ってきた Cool Cool Phoo

帰ってきた Cool Cool Phoo

●胴を使う


いやー、いよいよ明日からクラシックです。

どんな戦いになるのか、強烈に楽しみです。

本日は曇り空ですが、嵐の前の静かな日を過ごしております。

 

さて最近、ロッドの取材をさせてもらいましたが、

そこで感じたことが一つ。

バスアングラーは魚とのやりとりの際に、ロッドの胴を使わないケースが多いこと。

やたらと立てる人が目立つのです。

カバーから一気に引きずり出す場合に、

ロッドを立てて思いっきり引っ張るのは当然ですが、

オープンウォーターでも立てて引き寄せるのです。

こうするとロッドの胴を使えません。

魚は暴れまくります。

だからバレる危険性が増します。

そして穂先に負担がかかり過ぎます。

ティップが硬めのソリッドだと見ていてハラハラします。

 

以前、竹竿の取材を何年も担当していましたが、

その時に胴を使う大切さを教えられました。

何故なら、竹竿の最大の弱点は穂先で、

胴を使わないで取り込むと、どうしても穂先、穂持ちにクセがついてしまうからです。

だから胴を生かして取り込みます。

胴を使えば魚は暴れません。

 

竹竿の穂先は真竹の尺竹(円周の長さが1尺ぐらいの竹)を削って作った「削り穂」、

4枚の竹を合わせて作った「合わせ穂」の二種類があります。

どちらも皮に近い硬い部分を使います。

 

んで、「削り穂」は繊細ですが強度がない。

デカイ魚が掛かると怖いです。

「合わせ穂」は強さはあるがしなやかに曲がらない。

だから穂先とミチイトで角度がついてしまいます。

 

この穂先の弱点を解決しようと生まれたのが「合成竿」で、

穂先や穂持ちにカーボンやグラス素材が使われています。

 

んでも取り込みの際に胴を使えば、穂先の弱点を解決でき、

しかも胴のパワーで魚を寄せることができます。

腕も胴の延長として使えば、勝手に魚は寄ってきます。

 

こんな感じで胴を使います

バラシが減ると思います。

ぜし、一度試してみてください。

そりでは。

 

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