TOURNAMENTトーナメント

RESULT

W.B.S.プロトーナメントシリーズ第三戦 即リポ

「剛腕」覚醒!!
蛯原英夫・堀越将太チーム
トップウェイト×二日で完全勝利!!

6月6、7の二日間、31チームが参加し横利根のSDG Marine YOKOTONE BASEで開催されたW.B.S.プロトーナメント第三戦は、実に内容の濃いゲームだった。

台風直後のタフコンディションと激変する環境

状況は決して芳しいものではなかった。

大雨を降らせた直前の台風がプリプラのデータを消滅させ、全チームに新規まき直しのプランを強いることになった。

当然、初日の6日朝には水位は上がっていたが、それが徐々に下がって行ったこともアングラーを翻弄させた。

そして水温を激低下させたことも魚をスローにさせた。

それまで20℃を超えていたものが15℃まで下がっては、かなり深刻である。

さらに各チームの士気を砕いたのが風と寒さ。

両日ともほぼ曇りで、初日の午後こそ少し陽が射したものの、とくに風が吹いた初日は寒さの極致。

6月では考えられない防寒着が必要なほどの凍える環境となった。

この風は前日から吹き荒れ、プラクティスを躊躇させるほどだった。

こうした環境下の試合ゆえ、釣果は悲惨なものになると予想されたが、どっこいそこはW.B.S.戦士、気合と根性、工夫と経験を重ねて、なんとか魚を持ち帰って来た。

今回はゲスト枠からの挑戦者も多く、そうしたフレッシュなアングラーの熱意もイベントを盛り上げてくれた。

トーナメント未経験者に機会を与えるこうした企画は、将来を考慮した場合、貴重なものだと自画自賛したい。


【優勝】蛯原英夫・堀越将太チーム
〜圧倒的な戦略で掴んだ完全優勝〜

さて、そんな難解なゲームを制したのは蛯原英夫・堀越将太チーム

この巨漢二人は実にクレバーな戦略で二日間を乗り切り、初日、二日目ともトップウェイトを叩き出し、完全優勝を果たした。

蛯原選手には初戦において、予期せぬボートトラブルでペナルティーを受け、入賞を逃すという悔しい過去があったが、今回の勝利でそのうっぷんも完全に晴らせたことだろう。

【初日】北系の大風を読み、本湖勝負でビッグフィッシュをキャッチ

台風前のプラでは川でも本湖でも順調に魚を触れたという蛯原選手だが、台風の到来を想定して川は捨て、本湖勝負に進路を決めた。

初日は北系の大風を考慮して玉造~出島をメインエリアに指名。小規模のプロテクトエリアでボイルしているエビに着目して9時過ぎ、バスエネミーのワッキー掛けで1本目を獲った。2本目はゾワゾワのテキサス、そこから長い空白が続いたが、ブッシュを細かく丁寧に撃ち続け、結局帰着10分前、麻生エリアの葦でクローモーションのバックスライドが炸裂、トータルビッグフィッシュ賞に輝いた1925gが来た。

【二日目】エリアを南岸へシフト、3kgオーバーで満場を沸かせる

こうしてトップで初日を終えたこのチームは二日目もナイスゲームを繰り広げた。風が弱まったので南岸へのエントリーが可能になり、得意の美浦、古渡をラン&ガン。まずはワンズバグで1300gを獲り、その後、クローモーションのノーシンカー、ダブルモーションのテキサスで1本ずつ追加、二日目も3kgオーバーを確保して最後のトレーラーウェインで満場を沸かせてくれた。

選手コメント

蛯原選手: 「とにかく渋くて、ワーム系の釣りでは明確なアタリは出ません。ですから『?』と違和感を覚えたら、迷わずアワせました。しかも思いっきりアワセるのです。そうしないととても釣れない。そんな一日でした。でもまあ、上出来です」

堀越選手: 「まったく撃ち漏らしのない蛯原選手の釣りには感動しました。勉強になりました。コアングラー冥利に尽きます」


◆優勝チーム タックルデータ

蛯原英夫選手タックル

  • 【初日】ゾワゾワ3.5 6gテキサス用

    • LURE : ゾワゾワ3.5 グリーンパンプキン 6gテキサス + キロフック 2/0

    • ROD : Combat Stick ORION ムーンゲイザー OCSC-69MH

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルマジックハードR16

  • 【初日】バスエネミー3.5 ノーシンカーワッキー用

    • LURE : バスエネミー3.5 ヌマエビ、ノーシンカーワッキー(デコイ・ボディーフック 2)

    • ROD : Combat Stick HERACLES ファクト HFAS-511MHST

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルマジックハードR10

  • 【ビッグフィッシュ賞】クローモーション用

    • LURE : クローモーション グリーンパンプキン(バックスライド) + キロフック 3/0

    • ROD : Combat Stick ORION ムーンゲイザー OCSC-69MH

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルマジックハードR14

  • 【2日目】ワンズバグ用

    • LURE : ワンズバグ

    • ROD : Combat Stick ORION デジェル OCSC-67ML

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルR12

  • 【2日目】クローモーション用

    • LURE : クローモーション グリーンパンプキン(バックスライド) + キロフック 3/0

    • ROD : Combat Stick ORION ムーンゲイザー OCSC-69MH

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルマジックハードR14

  • 【2日目】ダブルモーション 7gテキサス用

    • LURE : ダブルモーション グリーンパンプキンブルーチャート 7gテキサス + キロフック 3/0

    • ROD : Combat Stick ORION スターゲイザー OCSC-69H

    • REEL: ベイトキャスティングリール

    • LINE: バスザイルマジックハードR16

堀越将太選手タックル

  • タックル1(ノラネズミ用)

    • ROD : ダイワ スティーズ・リアルコントロール61L

    • REEL: ダイワ エアリティ2500

    • LINE: PE1号

  • タックル2(ドライブローラー用)

    • ROD : ベイトキャスティングロッド

    • REEL: ダイワ スティーズAirXXHL

    • LINE: フロロ 10lb


上位入賞チーム&特別賞

【準優勝】馬路久史・鈴木崇太チーム

準優勝は二日間とも東浦で釣り切った馬路久史・鈴木崇太チーム。水質変化が少ないという観点で柏崎のストレッチをチョイス。初日、ファーストフライトを利して行ってみれば風は強いものの釣りが出来ないほどではない。するとセクシーインパクト4.8の7gテキサスにナイスサイズがヒット。そして枯れアシの倒れ込みの中に同リグを入れれば同じようなキロフィッシュが。 2日目も同じエリアで釣りを組み立て、3本のキーパーを確保。二日間で5kgオーバーのウェイトをウェイインし、堂々の準優勝に輝いた。 パートナーの鈴木選手は若干17歳。将来が嘱望されるアングラーである。

【3位】加固拓樹・蒲田智夢チーム

3位は二人合わせて45歳というフレッシュな加固拓樹・蒲田智夢チーム。初日から本湖東岸の牛堀、玉造を攻め、いきなり魚を掛けた。二日目も同エリアで苦労しつつなんとかキーパーを絞り出した。ネタはノラネズミとドライブビーバーのヘビダン。初日3位スタートで「これは」と思わせたが、惜しくも3位。しかし評価されるべき結果だろう。実際に魚を釣った鎌田選手の健闘も素晴らしい。

【4位】廣瀬祐太郎・染谷人士チーム

4位は得意の西浦を走り回り地道にキーパーを重ねた廣瀬祐太郎・染谷人士チーム。廣瀬選手がワンズバグで水面を炸裂させれば、染谷選手もストレートワームを駆使して1本獲るなど、チームワークも冴えた。バスボート初の染谷選手にとって、忘れられない一日となったことだろう。

【5位】大石智洋・周東将輝チーム

5位は大石智洋・周東将輝チーム。小野川でゲームを進め、初日は4本で2位スタート。これは連続優勝かと期待させたが、惜しくも二日目に失速。しかしお立ち台を確保したところはサスガである。

【2日目 ビッグフィッシュ賞】大藪厳太郎・緑川貴士チーム

ちなみに2日目のビッグフィッシュ賞は大藪厳太郎・緑川貴士チーム。残り15分で西の洲に行けば、すぐにイマカツ・ミッキーヘッドジグが炸裂。堂々の1735gが栄誉をもたらした。


総括

こうして第三戦は無事に終わった。二日間とも曇天で寒い日並みだったが、全チーム、相変わらず熱いゲームを見せてくれた。とくにルーキーの奮闘には印象深いものがあった。

次は真夏の潮来戦。それはそれで見どころが多いはず、各選手のナイスゲームを期待したい。

というわけで皆さん、お疲れ様でした。 疲労困憊、茫然自失の中で書いたテキスト故、細かな配慮に欠けていることはご容赦いただきたい。