大石智洋・中川雅裕チーム、
「王道」を極めて
第二戦をぶっちぎる!!
W.B.S.プロトーナメントシリーズ第二戦 即リポ
4月26日、32チームが参加して土浦新港を起点に行われたW.B.S.プロトーナメント第二戦。状況は相変わらず厳しいものだったが、大石・中川チームはオーソドックスを極めた戦いで他を圧倒、堂々の勝利を掴んだ。
古の戦略家は言った。戦いが厳しければ厳しいほど、基本に立ち返ることが肝要。それが結局、成功をもたらす…と。
バストーナメントにおいての王道とは、ズバリ場所。渋い時ほど実績のある場所をじっくり釣ることが結果をもたらす。必ず魚は居り、あとは釣り方だけだからである。 大石チームはその鉄則を貫き、優勝を遂げた。苦しい展開もあったようだが、丁寧な釣りが活路を開いた。
■当日のフィールドコンディション
それでは当日の状況から振り返ってみよう。 天候は終日晴れ。風は、朝は穏やかだったが、昼に近づくに従い徐々に強くなり、午後には東系の強い風に変った。気温は朝こそ10℃と寒かったものの、次第に暖かくなり、昼には18℃を記録した。 心配されたこの時期の「代掻き」による濁りだが、田んぼではトラクターが活動していたものの、まだ水を吐き出しておらず、杞憂だった。
要するにのどかな晩春の雰囲気が充満する中で試合は行われたのである。
■優勝:大石・中川チームの戦略
そんな中、大石チームがファーストフライトの3番というアドバンテージを生かして直行した場所は小野川。言わずと知れたこの時期の「王道」エリアである。プラにおいても好感触を得ていたことも背中を押した。5本4kgを想定できたほどだという。
当初は上流を攻めたが、閃いて沼里川への分岐付近に戻り、マッドラインとの境目に着目して腰を据えた。 最初は中川選手のロッドが曲がったが、痛恨のバラシでOh My Goodness! そこから長い空白の時間が続き、大石選手は「釣れない言い訳を考え始めた」と振り返ったが、陽が出てからできるシェードを攻め倒し、シェードに倒れ込む葦にルアーを吊るしてバイトを獲って行った。
ルアーは4インチカットテールのネコリグ、そしてファットヤマセンコーのバックスライドセッティングだった。
いい感じで2本釣れたが、次が遠かった。3本目が釣れたのは小野川の出口。実に12時55分のことだった。 こうして大石チームは全チーム中唯一の3本という魚をライブウェルに確保し、堂々の最終トレーラーウェイインに駆けつけ、チェッカーフラッグを受けたのである。
大石選手の真骨頂は丁寧で緻密な釣り。同じ動作を正確に繰り返すことで、少しの違和感も察知できる。だから地味だが機械のようにリグを撃つことが派手な結果をもたらすと、普段から力説している。まさに「王道」を極めた戦略の勝利といえよう。
パートナーの中川選手は「今日はネットマンでした」と肩を落としたが、実はこのペアー、実績はピカ一で、大石選手が2年前にA.O.Y.を獲得した最終戦でも組んだ。また、中川選手は昨年の第一戦でもビッグフィッシュを獲って坂田選手の優勝に貢献するなど、実力も文句ない。
というわけで素晴らしい優勝だった。
■タックルデータ
大石選手タックルデータ
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タックル1:ネコリグ用
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ROD:ベイトキャスティングロッド
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REEL:スティーズAIR 9.1R
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LINE:PE1.5号+フロロ14lb
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LURE:カットテール4インチ 黒 3.5gネコリグ
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タックル2:ファットヤマセンコー用
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ROD:ベイトキャスティングロッド
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REEL:アルファスAIR TW8.6
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LINE:PE1.2号+フロロ14lb
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LURE:ファットヤマセンコー3インチ ネイルシンカー0.9g逆付けセッティング
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中川選手タックルデータ
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ROD:ベイトキャスティングロッド
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REEL:ベイトキャスイングリール
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LINE:ラインシステム インジケーター8lb
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LURE:5.4インチ ストレートワーム
■上位入賞者リポート
準優勝:昨年のA.O.Y.坂田泰信・半田鷹大チーム
このチームも「ポテンシャルが一番」と確信して小野川を指名。2本の魚を持ち帰った。坂田選手がドライブクローラー4.5のネコリグ、半田選手がギーラカンス3インチのリーダーレスダウンショットを駆使した。 このチーム、一時1本の魚が弱っていたのを発見して以来、二人でそのケアに努め、最終的に元気バリバリに回復させ、ウェイインに披露してくれた。ナイスなチームプレーである。若き半田選手の将来に期待したい。
3位:廣瀬祐太郎・添田敦チーム
最初は桜川に入ったが、先行者が釣るのを目撃。その後得意の西浦で釣りを繰り広げた。このチームはパートナーの添田選手が大活躍で2本の魚を獲った。1本はジグ、もう1本はブレード付のクランクベイトと釣り方も多彩で、濁りに対応してジグにガラスラトルを仕込むなど、小技も冴えまくった。第一戦でも妙義で意表を衝いたリグを食わせるなど、只者ではない。
4位:馬路久史・福田陽己チーム
東浦をメインに作戦を展開。最初の一本はセクシーインパクトのテキサス、2本目は同じくセクシーインパクトのダウンショットを浮いていた魚に投げてステイさせて獲った。馬路選手はバスボート初の福田選手に対して、万全のフォロー体制を獲ったようだ。福田選手にとっては最高の経験となったことだろう。
5位:前回の優勝者・古澤学選手+渡邊稔チーム
本湖東岸のシャローと帰り際に寄ったドック先端の石積みで1本ずつ魚を獲った。古澤選手、絶好調である。ランキングでもトップに立った。
なお、ビッグフィッシュ賞は富村貴明・平賀善彦チームが恋瀬川のJR鉄橋下のカバーから抜き出した
1430gに贈呈された。
■最後に
こうして第二戦は無事に終わった。
約3分の2のチームが魚を持って帰ったことを見ても、初戦よりははるかに釣れた試合だった。
さすがに季節的な理由もあるだろうが、各チームの努力の賜物と理解したい。
次は2デイの第三戦。
戦略的に1デイとは異なったものが求められる。
だが「王道」を極めた釣りには、必ずご褒美が待っているであろう。 ナイスゲームを期待したい。
というわけで皆さん、お疲れ様でした。




