現在、台風の影響による大雨で、霞ヶ浦は大増水だ。
何処へ行っても水位の高い光景を見ることが出来るし、
築堤によって守られていることを実感する筈である。
霞ヶ浦の周囲をグルリと取り囲む築堤がなかったら・・・・・・、
霞ヶ浦のあちこちで洪水が起こっていたのだろうなぁ。
しかし、人間は現金なものである。
霞ヶ浦を取り囲む築堤に生命も財産も守られているのに、
やれ生態系だ。やれ生物多様性だ。
やれ在来種を守れ、外来種を殺せなんてぇことを平気で言う。
俺たちの命や財産を守ってくれている築堤が、
環境破壊の一番の原因であることを忘れて。
鉄板のシートパイルを岩盤まで打ち込み水脈を断ち、
岸辺をコンクリートで覆い隠し、土に呼吸が出来ない状態にした。
しかし、これらの全てはそこに住む人々の安全の確保だった。
ところが人々の生活に余裕ができ、好き勝手が出来るようになると、
喉元の熱さを忘れて、
シートパイルとコンクリートを使った護岸整備を
非難するようになる。
自分たちはなんのリスクも侵さず、誹謗中傷するのである。
確かに、自然型工法で築堤を作った方が環境には優しいのだろう。
だがね、もし霞ヶ浦がそのために築堤が崩れて氾濫しても、
決壊には決して文句は言いなさんな!
誰彼に責任を押し付けなさんな!
とは言うものの、現代社会にはそんな肝の据わった人はいない。
金を出すと口も出したくなるようだ。
また、金は出さずに口だけを出す輩が大勢いる。
そんな連中と付き合いたくないから、
今日も俺は水生植物の手入れをしている。
今月中に植栽したいなぁ・・・・・・と考えているんだ。
植栽する水生植物は、ササバモ、ホザキノフサモ、
トチカガミ、ガガブタの四種である。
植物は良いねぇ。無口だから。
来年、彼等の子どもたちが増えるといいなぁ。
そんな淡い期待を胸に抱いて、
64歳の現在も青春しているのである。
ああ、ドキドキそわそわ!


