条件さえそろえば、植物って強いよね。
いや、いや、植物に限らず、野生の生き物は強いんだ。
人間なんて屁の様なもんさっ。
生態系を守る? 何を言っちゃてんだか!
生物多様性を守る? ちゃんちゃらおかしいよね。
守るなんてぇことは言わない方がいい。
それこそ、人間の奢りだよ。
「守る」なんてぇことを平気で言えるのは、上から目線だからだろう。
俺たちが守ってやるからな・・・・・・。
どっこい野生の生き物たちは、
人間のそんな奢った目論見なんざぁ気にも掛けない。
我が道を行く姿勢を貫く。
彼等は生きることに必死なのである。
風波を避けるために石積みを作った。
良い塩梅で風を避け、波の衝撃も受けない場所に、
弱々しい水生植物が根を下ろした。
が、下は硬い石である。それも一抱え以上ある大石だ。
それでも水生植物は根を張った。
水中に紛れ込んでいる塵や埃をどんどん吸着して、
根が張れるように石の上に積み上げて行った。
数年が経過すると、その水生植物は根を伸ばして株を増やした。
株は新たな根を出してさらに塵や埃、芥を吸い上げて、
大きな土の様な塊になった。
今年は花が咲くかもしれない・・・・・・?
石の上にも三年・・・・・・なんてぇ格言があるが、
根を張れる柔らかな土壌がなければ、
自分たちで棲める場所を構築して行く。
それが野生の生き物たちのすごいところである。
人間になんて一つも頼らない。頼る必要がないんだな。
そうして、長い年月暮して来たからだ。
だから、人間が守る・・・・・・なんてぇことを言っちゃいかんのよ。
仲良く暮らす・・・・・・がいいね。
だから、時には自然環境から竹箆返しを貰うことがある。
だがね、ここで怨んじゃ器が小さいなっ。
全てを受け入れて、あるがままにするんだよ。
それで良い。それが良い。
ところで、この水生植物を霞ヶ浦で見つけたのだが、
一体なんだろう?
何であっても、流れ流されて辿り着いた場所に、
根を張ることが出来れば彼は生きていける。
ところが、途中で風波によって揉みくちゃにされたり、
魚に食べられたりすると、そこで一巻の終わりになる。
まぁ、なるようになるってことだな。
ケセラセラ!

