2月12日より霞ヶ浦漁協の阿見支部では、
ワカサギの採卵と人工ふ化事業が始まった。
朝から漁協の組合員が集まって、
朝獲りワカサギの受精卵を棕櫚(シュロ)網に塗りつけ、
それを水中に沈めて孵化させ稚魚の増殖をしている。
寒さ厳しいこの時期に、
早朝から冷たい水に手を突っ込んで行う作業は、
やはり育てる漁業を実践してきたからこそ続けられるのだと思う。
一時期は年間数トンにまで低下した霞ヶ浦のワカサギ漁であったが、
現在では数百トンに及ぶ水揚げになっている。
時期になると、ワカサギ釣りの人が鈴なりになっているのを
目撃した人も多いだろう。
それほど、近年の霞ヶ浦のワカサギは豊漁なのである。
以前、聞いた話だと卵から孵ったワカサギの稚魚が、
餌の動物プランクトンに遭遇する確率が高い時は、
豊漁になるとのことだった。
つまり、その年の魚たちの多い少ないは、
稚魚期の餌の量に正比例するってことだな。
それはとりもなおさず、ワカサギが卵から孵った稚魚期の餌、
動物プランクトンが多いってことでもあるんだな。
で、動物プランクトンが多いってことは、
彼等の餌が植物プランクトンなので、
アオコの発生も抑えられる・・・・・・って結論になるんだ。
その一役を担っているのが、漁協が実践している人工ふ化事業だな。
つまり、魚たちを増やすには、
人間が手を差し伸べないと無理なのである。
これだけ自然環境に人間の手が入ってしまうと、
人間たちも相当に根性を決めて取り掛からないと、
自然の力に打ち負けてしまうってことだ。
先日、ワカサギの採卵と人工ふ化を見学させてもらって、
そんなことを思った次第である。
そして、こんな大変な作業をこなして、
ワカサギの増殖に力を入れているのだから、
釣り人は施設利用料のような形で魚族保護に貢献したいと思った。
さて、本日は第62回防塵挺身隊である。
俺たちなりの霞ヶ浦環境保全方法、そう、清掃活動をしてくるよ。
寒さが和らぐと良いのだがなぁ・・・・・・。


