樹上の虫たちの声が地上に降りて来た。
いよいよ秋である。
セミの鳴き声からコオロギや鈴虫の鳴き声に変わったんだな。
地上部隊の産卵の準備が始まった。
秋だよ、秋。実りの秋だ!
実りと言えば、先日の読売新聞に霞ヶ浦導水事業「継続」とあった。
太田国交相が有識者会議の意見を踏まえて、
対応を決めたと書かれていた。
嬉しいね。いよいよ、実りの秋だ。
13対1……反対多数だった意見陳述であったが、
俺たち霞ヶ浦アングラーの意見を聞き入れてくれた形になった。
まさに収穫の秋だな。
工事が動く。
これが完成すると、水が動くようになる。
簡単に言ってしまえば、大きな流入河川が新たに一筋出来るってことだ。
すると、滞留していた水が少し動くようになる。
この水の動きこそが生き物を育む力になる……俺はそう考えるんだね。
小池栄湖でガガブタが咲いた。
知らないうちに根を張って小さな白花を咲かせた。
これも水中ポンプを設置して、水が動いたお陰である。
さらに、水を見てもらうと判るように、
今年の小池栄湖にはアオコがわかない。
アオコになるミクロキスティスは沢山いるんだよ。
それはこの水の色を見れば判る。
が、アオコがわかないのは水が動いているからだ。
水を滞留させると死水になる。
だからこそ、僅かでも動いている方が良い。
その動きを人工的に作れるのであればやった方が良いと思うのだな。
完成まであと何年かかるか判らないが、
いよいよ霞ヶ浦導水事業が動き出した。
出来ることなら導水事業が完成した高浜の吐き出し口で、
魚釣りがしたいなぁ。
それまで俺は、生きていられるだろうか???


