先日のファミリー釣り教室で最も多く釣れた魚がモツゴである。
低水温期にもかかわらず果敢に餌にアタックしてくる魚に、
生命力の強さを見たような気がした。

モツゴは漢字では持子とも書くように、自分の卵を守る習性がある。
その習性のために卵の孵化効率が良いのでどの水域でも見られるのだろう。
また、水質変化に強く、食性は雑食で付着藻類のほか、
アカムシなどの底生動物を好む。
俺も子どもの頃は良く釣ったなぁ。
当時は東京教育大学(現筑波大)の池で。
元々はここに高等師範学校があったので、こうとしゃん・・・などと呼んでいた。
まさか「こうとしゃん」が高等師範学校と言う名称だとは思わなかったよ。
延べ竿に唐辛子ウキをつけてミミズ餌だったねぇ。
自宅の裏でミミズが良く捕れたんだ。それも小型のシマミミズがね。
だから、竿一本と仕掛けが一つ、それに掘ったミミズがあれば、
東京の文京区でも魚釣りが楽しめた。
遊びの少ない当時では、子どもにとって魚釣りは最高の娯楽だった。
近所のおっさんに「釣り行くか?」と誘われると、
ホイホイと着いて行っちゃうような子どもだった。
本当に魚釣りには目がなかった。

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先日の霞ケ浦環境科学センターの開催したファミリー釣り教室でも、
子どもたちを楽しませてくれたのはモツゴだった。
俺が子どもの頃に「こうとしゃん」で最初に釣ったのもモツゴではなかろうか。
そう考えると、モツゴとはかれこれ60年近くの付き合いである。
持子・・・子どもを守る魚は、何もブラックバスやブルーギルに限ったことじゃない。
ヌマチチブだって子どもを守るし、
テナガエビなんざぁ、しっかり守っているね。
さらに、トミヨやオヤニラミなども卵を守っている。
外来魚は卵を守るから繁殖力が高い・・・在来魚にもいますけど!
おっと、不毛な議論は止めような。
いずれにしても、子どもの頃から慣れ親しんだモツゴは、
魚釣りの王様だとつくづく思う訳だね。
なので、ついつい粗雑に扱っちゃうモツゴであるが、
これからはもっともっと大切にしょうと思った2018年の冬。