自然再生の名のもとに霞ヶ浦が改変されて行く・・・。
と思う人は多いだろう。
でもね、物事は何でも良い方に考えないと思考が滞るし、争いを招くよ。
水は滞留すると腐るんだ。で、異臭がするようになる。
それは脳も同じだと思う。
西浦中岸で湖岸の改変を行っている。
自然再生事業である。
霞ヶ浦の湖岸線に植生帯を作り、野生の生物たちを蘇らせる試みである。
こんな巨大な構造物が造られると、
すぐに環境破壊などと騒ぐ人たちがいるが、
俺たち人間がこの地上で暮らしていることこそが、
大いなる環境破壊なのであるから言わん方がいいね。
俺が考えるに、石積みによる防波堤は湖岸距離を延長させるので、
生き物たちの棲み家、生活場所が増えると考える。
土砂の投入による緩傾斜の湖岸線は、
多様な動植物たちの生息場所となるだろう。
この様に考えると、湖岸改変工事はあながち悪いものでもないが、
霞ヶ浦に馴染むまでは数十年単位の歳月が必要である。
平成5年に完成した大岩田の多自然型護岸は、
完成から20年以上が経過して霞ヶ浦の一部になりつつある。
強風による霞ヶ浦の大波にも耐えられる構造になった石積み、
水の浸食によって凸凹が構成された汀、
緩傾斜の陸域に繁茂している草木など、
20年以上が経過したことで、
この地の風や波、太陽光などの自然環境に馴染んだようである。
だからこそ、すぐに結果を求めず、
少なくても20年は時の流れを待つべきである。
沖宿の湖岸線に作られている自然再生施設もそんな風に考えれば、
優しいまなざしで見守ることが出来るだろう。

