一本のロッドに一つのリール、ラインの先に一つのルアーをつけ、
投げて捲く作業を延々と続ける。
極めて効率の悪い方法で魚と対峙するのが僕たちの魚釣りです。
さて、これから何を学べるのか?
自らの研究や修練、学習、切磋琢磨など、耐え忍びつつ、
自然界の生き物である魚の動きを追求していく精神力ですね。
文字通り、一網打尽で捕獲し、魚の量をお金に換算するのとは、
明らかに異なるのが僕たちの魚釣りなのです。
簡単に言ってしまえば、技術や精神の向上のみを目的とし、
一匹の魚との出会いを延々と追い求める・・・それが僕たちの目指す魚釣り像です。

僕たち釣り人の結果とは、数量やサイズだけではなく、
精神的な満足感や幸福感にある・・・とすれば、
魚を意味もなく殺すと言う行為は、
心の拠りどころを自らが排除していると言うことです。
魚も人間も一つの命、その命を削っての対峙には、
金銭よりも精神が大きく影響する・・・と僕はこう思うのです。
人々は一尾の魚を巡って戦う・・・これがトーナメントの姿です
勝利したものは魚に勝った、人々に勝ったと思うでしょう。
でも、ちょっと待って下さい。
もし、魚がいなかったら勝つことも負けることも出来ないのです。
最近、しみじみと思います。
僕は魚を釣る人で、魚を殺す人じゃない・・・と言うことを。

水温が上昇して、ライブウェルに閉じ込められた魚にとっては、
酸欠など厳しい状況になります。
くれぐれもトーナメントでは魚たちに気を配り、
生かしたまま全魚のリリースを望みます。お願いしますね。
嬉しいことに、今回のJ.L.B.A.では炎天下の猛暑日にもかかわらず、
一匹の死魚も出ませんでした。
今後もバスアングラーの皆さんには、バスを守る姿勢を崩さずに貫いて欲しいです。
ご協力のほど宜しくお願い致します。