山本 寧プロ レポート
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DAY1 プレスアングラー伊藤 巧
朝から大粒の雨の降る北浦。
初日はノリーズプロスタッフの山本寧さんに同船させて
いただくこととなりました。
スタート直前、山本プロのボートトラブルが発生。
懸命な修復作業が行われましたが、
他の選手より1時間15分近く遅れてのスタートとなりました。
試合時間も考慮して、当日は北浦内での勝負を決意した山本プロ。
スタート地点近くの桟橋、杭と次々とエリアを探ります。
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ルアーもコンポジットツインの7gテキサスリグ、
ラッテリーのヘビダン、エスケープツインの21gテキサスリグと
早いスピードでローテーションを行います。
が、朝から吹き続けた強い風の影響か、
なかなか魚が口を使いません。
次にシャローの葦エリアに移動。
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このエリアは雨の影響で濁りが出ておりましたが、
「濁っていた方がバスのポジションを把握しやすくて良い。」
と、山本さんが手にしたのはコンポジットツインの7gテキサスリグ。
葦ギリギリにキャストし、ポーズを長めにアプローチすると…
一気にフッキング!!
葦奥から出てきた魚はナイスコンディションのバス。
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「濁っているからこそ、葦奥でジッとしているから狙いやすい」 と、
濁りを味方につけて早々に1本目をキャッチしました。
そのエリアで時間をかけてじっくりと探りますが、
反応はなく、 ドック周辺、沖の杭、沈みモノなどを探りますが、
魚の活性をあげる適度な風もなく、 厳しい状況が続きます。
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終了時間も近づく中、期待していた風が吹き始め、
浚渫跡へ直行! ショットオーバー5で攻めますが、
残念ながら2匹目のキーパーをキャッチすることは出来ませんでした。
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今回、ボートトラブルに見舞われながらも、
メンタル的に崩れることなく、
冷静に魚を追い求める山本プロの姿を見る事ができ、感動しました。
初日の成績では逆転優勝も有り得る位置に付けており、
二日目が非常に楽しみで初日を終えました。
2日目 プレスアングラー河手崇
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昨日ほどの荒天ではないものの、
この日も朝は雨の中で開始時間を迎えた。
朝一番、山本プロは当日の目標を教えてくれた。
「今日、手堅くいくならシャローのカバーが正解なんだろうけど、
昨日の自分の成績を考えるとそれではトップに届かないだろう。
だから、思い切ってビッグフィッシュ狙いのビッグゲームで臨もうと思う。」
昨年のクラシックウィナーとしての矜持が垣間見えた。
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潮来マリーナのスロープ前からスタートし、
まず向かったのは洲の野原の真珠棚。
ここをホグ系ワームやクランクベイトでチェックしていく。
一帯はすでに一般アングラーの船が相当数浮かんでいて、
フィッシングプレッシャーは高め。
一番奥までチェックしていったが、
結局反応は得られず移動することになった。
次に向かったのは和田岬。一帯に点在する杭を打っていく。
ここでは他のクラシック参加選手達の船も遠目に確認できた。
一部の選手は山本プロと同じようなプランで、
2日目に臨んでいるのだろうか。
杭を打っているとバイトがあったものの、惜しくもフックアップならず。
岸沿いに移動し、和田の浚渫へ到着。
一帯はフラットな湖岸線とは裏腹に、湖底は変化に富んでいて、
ビッグフィッシュの期待大なエリアだという。
魚探を確認してマーカーを打ち、
そのポイントをソフトベイトで丁寧に探る。
その後にB-スイートなどのクランクベイトを通していく。
ここで山本プロが当日の状況と今の釣りの説明をしてくれた。
「さっき和田岬であったバイトでは、
バスがソフトベイトを離してしまったように、
魚のコンディションは決してよくなくて、相当食い渋っている。
いきなりマキモノだと魚を散らせてしまうので、
まずソフトベイトから慎重に入って見ている。」
和田の浚渫から西の洲、そして舟渡まで移動。
しかし、ベイトがないため再び西の洲へ戻り、
一つ一つの作業を丁寧に繰り返していく。
が、残念ながらこの一帯では
ギルらしきアタリとワンバイトがあったのみで、
やはり魚の食いは相当渋いようだ。
そろそろ11時、というこの時点で山本プロは移動を決断。
2日目は帰着時間も早いため、
潮来マリーナ方面へ戻りながらのゲームとなった。
麻生まで戻り、そこから牛堀へ移動しながら杭打ちを繰り返す。
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ここで待望のバイト!
一呼吸置いてフックアップを試みる!
確かにフックアップしたかに見えた次の瞬間、痛恨のラインブレイク。
これにはここまで穏和だった山本プロも、
思わず声にならない大声をあげた。
「魚が釣れていれば都度ラインチェックをするものだが、
今日はそんなこともなくここまで来てしまった。自分のミスだ。」
一番悔しかったのは山本プロのはずだが、
何かのせいにすることなく自分のミスとして受け入れ、
再び気持ちを切り替えて残り1時間程の試合に集中した。
外浪逆浦、北浦の数カ所を周りながら潮来マリーナを目指し、
午後1時30分に帰着。
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残念ながらノーフィッシュに終わったものの、
最後まであきらめずビッグフィッシュ狙いのビッグゲームを
貫き通した山本プロのクラシック最終日は幕を閉じた。
ただ、今年の山本プロのシーズンはまだ終わらない。
翌月のバサーオールスターに向けて、
また新たに闘志を燃やしているようだった。
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