助川 功将 プレスアングラーレポート 中野渡 敦
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プレスアングラーの 中野渡 敦です。
早速ですが、レポートさせていただきます。
DAY:1 天候:晴れ時々曇り やや強い北寄りの風
初日の朝、独特の雰囲気の中ミーティングが始まりました。
皆さん、気合の入った良い顔をされていたのが印象的です。
次々に名前が呼ばれていき、
私は助川功将プロのプレスとして呼ばれました。
実は何度か他団体のトーナメントで同じ舞台に立っており、
彼のことは全く知らない人ではありませんでした。
共通の知人も多く、噂は良く耳にしていましたが、
しかし、お互いにまともに会話するのは初めてでした。
薄暗く緊張感が張り詰めた中で挨拶を交わしました。
そしてランチングを終えてスタート待ちの間に、
「二日間、宜しくお願いします!」と、
堅い握手を交わしてスタートです。
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まずは麻生に向かいました。
荒れ気味の中、疾走するチャンピオンボートは、
彼の意思を読んでいるかのように走ります。
麻生に到着すると、思ったよりは波が少なく落ち着いています。
プラクティスでは良い結果が出ていたらしく、
気合いも充実しているように伺えました。
6時23分。
「やる事は決まっています」
と出発前に言っていたように、
迷う事無くプロトのクランク「オーメン」からキャスト。
時々、アタリ(ルアーアタック)らしき反応はありましたが、
フッキングには至らず。
ちなみにここは、トロール漁の影響で、
ワカサギが集まっているエリアとのこと。
本湖の上流エリアまでは上がってなく、
この辺りが上限だとも言っていました。
テトラ周りを丁寧にキャストしながら裏側に回りこみます。
裏側にはフローティングカバーがあり、
テトラと交互にロッドを持ち替えながら撃っていきます
更に、時折しゃがみ込んでプレッシャーに気遣ってもいます。
6時45分、フローティングカバーから、
カスミクローのテキサスリグで1本目(540g)を抜き上げました。
丁寧にしつこくシェイクして喰わせたバスでした。
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「やっぱりエビを食べているバスは痩せていますね。」
そう良いながら幸先の良い結果に、
満足気味の顔でライブウェルに収めました。
その後もリズムを保ったまま、
フィーディングに上がっているであろうバスを
セクシーアンクルのヘビーダウンショットと
カスミクローのテキサスリグを、
撃つ所に応じて細かく変えながら狙っていきます。
カモメや川鵜(カワウ)が周辺には沢山いて時々湖にダイブしています。
「やっぱりワカサギを狙っているね。居るよ、絶対!!」
根掛かりが非常に多くても、腐る事無く集中していきます。
7時7分、シャッド(キラービル)に持ち替えて数分後にミスバイト。
7時20分、ジレンマで780gのナイスキーパーをキャッチ。
その後はベイトネコとヘビーダウンショットを確認するかのように、
交互にキャストしていきます。
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「ワームじゃ食ってこないかなぁ…」そう言うと、
ドックの入り口を挟んで反対側に他の選手が入ってくるのを確認。
その後も、数艇が入れ替わりに入ってきました。
8時40分、強烈なバイトで一瞬、キャットかと思わせる強い引き。
テトラに潜られるも耐えて耐えてキャッチしたのは
明らかなキロフィッシュ!
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「よし!」とより一層気合いが入ります。
「コレが公魚を食っている魚だよ!」
そう言いながらライブウェルに収めました。
しかし、こちらに向かってくるボートの多さに、
マイエリア化する為のアピールしながらの釣りは、
相当な神経を使っているようでした。
10時5分、粘るもついに移動を決意。
10時15分、北利根川に移動。
美味しそうな葦には目もくれず、沈み物を狙います。
10時40分、護岸沿いのブレイク狙いに移動。
ここではギルバイトはあるものの、バスには巡り会えず。
11時2分、東関道のテトラに移動。
11時37分、牛堀のテトラに移動。
12時、640gのキーパーをストレートワームのベイトネコでキャッチ。
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その後はシャッドをひたすら巻くもノーバイト。
12時46分麻生に移動。
13時21分五町田に移動。
13時52分田村エリアに移動。ノンキーパー1本で初日は終了。
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DAY:2 天候:曇り やや弱い北よりの風
初日の宣言通りに麻生へ向かいます。
6時16分、到着。
プロトクランク「オーメン」をひたすらに巻き倒していきます。
時折、ポンピングしたりストップ&ゴーをかけたりと、
初日とは違うアクションを加えます。
石積みやテトラには「ダッドカット」のノーシンカーリグや、
「カスミクロー」のテキサスリグをアプローチするのは前日と変わらず。
テトラの沖側では前日同様、シャッドを使って、
公魚を意識した固体を狙いますが反応は無し。
「風が吹いて当たってくれれば喰うはず。」と言って、無反応に耐えます。
7時7分、鳥山が出現するも漁師の餌播きによるものと判明し、
ちょっとガッカリした様子を見せます。
7時20分、他船が漁港の反対側に入ってきます。
それに合わせるかのように日が射し始めます。
7時23分、ヘビーダウンショットに明らかなミスバイト。
「ワームの方が食うのかな?」と言いながら、7時52分移動を決意。
7時52分、「霞のヘソを釣ります!」と言って移動したのは昔のエビオダ。
ヘビーダウンショットで一通り探った後、「オーメン」にチェンジ。
「ここはスレていない魚が入ってくるから、居れば一発なんだけど。」
と言うものの反応も無く移動。
8時13分、牛堀の様子を見て水が悪い事を確認すると、北利根川に移動。
8時25分、前日より遅れる事約2時間、ジャストキーパーをキャッチ。
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8時25分、ショートバイト。
「すっぽ抜けが多いなぁ。」と苦笑。
8時46分、対岸のテトラ帯へ移動し、
「シャッドがハマるはずなんだ!」と自分に言い聞かせる。
8時50分、ノンキーパー。
9時、アタリはあるが乗り切らない。
9時5分、クランキン・キラービルからスーパーキラービルへルアーチェンジ。
レンジを下げて再度狙が、「シャッドが何で効かない?」
とやや困った顔をする。
9時25分、「やっぱりクラシックには魔物がいるんだね…いや、切り替えよう!」
9時30分、ブレイクと葦が絡む沈み物を狙いに移動。
9時41分、JB沢村艇が横を通過する中、キーパーをキャッチ。
10時8分、夜越川に可能性を探しに移動。釣り上がっるもノーバイト。
10時27分、潮来大橋に移動。橋脚とその周りを狙う。アタリが出て来た。
10時28分、すっぽ抜けたが「リズムが合ってきたね!」と言って、
気合を入れ直す。
10時31分、ノンキーパーをキャッチ。
10時44分、ベイトネコで600gをキャッチ。
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その後も、撃つ橋脚を変えながら撃ち続ける。
11時11分、ブレイク狙いに移動。相変わらずギルバイトは多い。
11時36分、「勝負します!」と言って、麻生に移動。
誰もいなくてマイエリア化には成功したようだ。
「コレは絶対に釣れるはずだ。昨日もアタックはあった。」
と言って、「オーメン」を信じて投げ続ける。
しばらく打ち続けるも全くのノー感じに終わり、移動を決意。
「戻ります。」と言っていたが、目の光は消えていなかった。
12時26分、五町田に入る。「絶対に諦めない!」
と言ってシャッドを投げ続ける。
12時35分、テトラの角を通した瞬間にバイト!ナイスキーパーをキャッチ。
「後1本だ!」と更に気合が入る。
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裏側に回って、テトラの穴にカスミクローのテキサスリグを打ち込んでいく。
「ここの穴も全部どうなっているか調べたんです。絶対に居るはず。」
12時45分、渾身のフッキングでテトラの穴から、
強引に引きずり出したのは50cmはあろうかと言うキッカー。
手を震わせながらハンドランディングすると、
「よっしゃー!」と雄たけびを上げる!
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間違いなく1500g以上はありそうなのに、
「1200か1300位しかないよ。」
謙遜なのか過度な期待をしないようにしているか分からないが、
興奮は抑えられない様子。
リグを結び変えると、「まだまだ!」そう言って、再度釣り始めた。
12時58分、再度渾身のフッキングで穴から姿を見せたのは、
お約束のキャットフィッシュ。
「コレは止めろという事かな?」そう言って帰着の準備をして移動。
13時15分、土浦新港に到着。
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今回は貴重な機会を頂き、
WBS関係者及び選手の方々に大変感謝しております。
誠に有難うございました。
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