宮澤孝博 プレスアングラーレポート 初日 竹内聡
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午前6:00スタート
初日、フライト順に恵まれたこともあり、
ファーストエリアとしたのは桜川だった。
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昇る朝日を背に受けながら時折振り返り、
上流へと向かってくる船を確認しながら、
桜川一番乗りを果たした宮澤選手は、
人気スポットでもある橋脚にエレキを下ろした。
デザイナーとして日々仕事に追われる宮澤選手。
限られた時間の中で精度の高い情報を加えようと、
前週ローカルトーナメントに参加。
そこではスピナーベイトをはじめとした多様なリグで魚をかけ、
湖全体で魚をキャッチできていたという。
その総数15本以上だったというから驚きだ。
そこで選んだのが、
直前のプラクティスでもキロオーバーをかけていた桜川。
橋脚周辺で横の動きを意識し、
ダウンショットのキャストを繰り返していく。
跳ねる魚も見受けられ生物の生命感は豊富で、水もいい。
下流側から昇ってくるボートが見えると、
一つ目の橋脚を10分ほどで見切り、更に上流の橋脚へと移動する。
フライト順によるアドバンテージを活かすためにも、
ポイントを常に先回りするための移動だ。
魚が回遊してくる桜川では
人が釣りをした後でも時間を見て入りなおすことで
魚をかけるチャンスは多い。
しかし、ことキロを越える魚となると、
そのポイントへの一投目が重要になってくることが少なくない。
そのことを意識しての移動だ。
結局、行きがけの駄賃としての一本を狙った桜川は、
不発に終わることになった。
が、限られた時間の中で他のトーナメンターの動きに合わせ、
積極的に移動を行うあたりはさすがベテランと思わせてくれる。
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本命は本湖南部にあるベジテーションの絡んだエリアだという。
宮澤選手はプラよりもその場でのアジャストが大事ともいい、
沖目に位置するテトラなどをチェックしながら移動を繰り返してく。
そして7:10。
2日前のプラクティスで、
キロ弱の魚をバラしているジャカゴエリアを流し始める。
そして、そのバラシた魚は食いが浅かったことを
話してくれた瞬間のバイト。
すかさずあわせるが、フックアップまではいかない。
その状況を察してか、再度バイトがあった際、
今度はラインテンションを一気にはることをせず、
ゆっくりとその重みを確かめるように竿をスライドさせていく。
そして、ファーストフィッシュ。
フックはバスの唇に薄がかりしている程度であった。
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1週間前には20度あったという水温が、
17度を切るまでに下がった今大会。
食い気はあるものの、動ききれないでいるという状況なのだろうか。
その状況に合わせるようにしたフッキングでキャッチしたのは、
小ぶりだが700gほどあるグッドコンディションの魚だ。
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この後、この場所で1時間ほど粘り、
水温の上昇に合わせるように、
本命のベジテーションエリアをラン&ガンするもののノーバイト。
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帰着時間を考え土浦新港へと戻る道中で、
秋の定番となる沖目の縦ストラクチャーを求め小野川へ。
真珠棚をDSで攻めるものの結局ノーバイトとなり、
この日はこの1本の魚で終わってしまった。
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トーナメンターとして釣れない時間が長いときほど、
苦しくなり無口にもなるのは当然なのだが、
そのような状況においてもタックルバランスや、
時合いの見方など、私の質問に丁寧に答えてくれた。
そんな宮澤選手に心から感謝するとともに
2011年をどのように戦い抜いていくのか、とても楽しみである。
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Day2 プレスアングラーレポート 青島洋
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2日目同船させていただいた宮澤プロのレポートです。
朝焼けの中、湖面を滑るようにカッ飛ぶバレット! シビレマス・・・
今日は得意の「食わせの釣り」をやりきる!
宣言通り、朝イチからジャカゴを、
ネコリグ、ダウンショットをローテーションしながら釣っていくと、
6:30バイト。が、フックアップまでいたらず。残念。
その後も天王崎周辺でジャカゴ・ドッグ・パッドを。
外浪逆浦でリップラップをシャロークランク、
ジグヘッドワッキーで攻めるも、ノーバイト。
ここで外浪逆浦にある、水通しの良い急深のブレイクを、
テキサスでタイトに攻め、8:55ファーストフィッシュ。
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この後、この1匹をヒントに水通しの良い
急深のブレイク&ストラクチャー(主に杭)を
5gテキサス(ドライブクロー4インチ)で流し始めると
早速、9:51バイト。
が、ナイスキーパーをバラシてしまう。
気を取り直してさらに丁寧に打って行き、
11:00へら台の先端で2匹目をキャッチ。
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ここから、北利根から西浦東岸の
水通し&ブレイク&ストラクチャーをキーにランガン。
最後のポイントに選んだのは、朝イチばらしたジャカゴ。
プラでも数あるジャカゴの中で、
何故かそこだけ釣れる不思議なジャカゴへ。
最後の勝負を賭けるもここでもノーバイト。
結果ウェインしたのは2本1550g。
最終順位は16位。
ちょっと残念な結果ではありましたが、
やりきった結果だったので、しょうがありません。
この日GPSが動かず、見つけられなかったポイントもあり、
上手くいかなかったこともありましたが、
モチベーションを保ちつづけるプロの精神力はさすがです。
途中、初めてマイボートを持つまでのお話を聞かせてもらい、
いつかマイボートを欲しいと思っている自分にとって、
背中を押してくれる非常にありがたい話でした。
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W.B.S.や水辺基盤協会の行っている活動は
これまでも知ってはいましたが、
こんなにも魅力的な選手や関係者の集まっている大会に
参加できたことを誇りに思います。
パーティーでは、普段は見られない選手のおもしろさに、
思わず引き込まれてしまいました。
今後、少しでも霞ヶ浦の為、ひいては自分の為にも、
微力ながら参加していきたいと思っています。
今回この様な機会を与えていただき、ありがとうございました。
青島洋
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