2008 W.B.S.プロクラシック17 |
川口信明 プレスアングラーレポート 小林雄二郎 今去年に引き続き今年もプレスアングラーに選んでもらい、 今年は誰のプレスになるのかとワクワクしながら当日を迎えました。 抽選の結果、川口選手に決まりました。 川口選手は最終戦で優勝し勢いのある選手、 ビックフィッシュ賞もよく獲っているので、 とても楽しみな二日間になりそうです。 ●DAY1 ファーストポイントは、スタート地点から5分ほど走ったエリアの蛇籠。 「今日はこのエリアで一日やるかも」ということで、 かなり自信のあるエリアのようであった。 ジャカゴの際をラバージグ、テキサスリグなどで撃っていく。 しかし、なかなか反応が無い。 「プラのときは晴れていて、ベイトもいた」とのことですが、 この日は天候が曇り、魚がシェードについていない感じがだった。 6時半くらいに単発のクイでファーストバイトを得るが、 かなり糸を送り込んだにもかかわらずバラしてしまう。 その後二時間くらいあたりが無かったが、 9時頃から晴れてくるとテキサスリグに連続してバイト。 しかし、バラしてしまう。 11時頃にもバイトがあるがこれも乗せることができなっかった。 このバイトでテキサスリグから、ヘビダンへに変えると、 一時間の間に一気に三匹を釣ることに成功。 さっきまでの苦労が嘘のようだった。 自分だったらかなり浮かれてしまう所だが 「はやくこのリグに気付いていればよっかた」 と川口選手は冷静に分析していた。 リグと魚とのタイミングが合い始めた12時50分、 明らかに1キロ以上ありそうな魚を掛けるが痛恨のバラシ。 この時ばかりは冷静な川口選手もかなり悔しがっていた。 残念ながら初日は3匹18900gで17位からのスタート、 しかしエリアは確実に合っているので明日に期待が持てる初日だった。 ●DAY2 「今日も我慢の釣りになると思う」と言われスタート。 二日目も初日同じくジャカゴエリアからスタート。 前日と違い晴れていてシェードもっしかりできている。 さらにベイトも目で確認できるくらいいて、とてもいい感じ。 前日の感じからヘビダンでジャカゴを撃っていくと 7時頃に最初のバイト。 しかし、バラしてしまう。 「朝の時合が来たかなー」といっているとまたすぐにバイト。 今度はしっかりキャッチ、800gのナイスキーパー。 そして30分のうちにさらに二匹を追加し、 このままリミットを揃えてしまう位の勢いだった。 しかし、その後バイトがあっても乗らないというのが続き、 ついにはバイトがなくなってしまった。 「このままここでやっていても揃うかもしれないけど、 勝つためには勝負にいこう」 といってキッカーの獲れる場所を回るがノーバイト。 もう一度最初の場所にもどり粘って、 なんとか4本目となる魚をキャッチ。 これでウエイトは約3kg。 この時点で残り2時間弱となり移動。 木原のジャカゴを打つがノーバイト、 「魚がいれば食う」という単発のクイなども打つが、 魚からの反応は無く時間だけが過ぎていく。 残り一時間となって風が吹き始めると 「いい風が当たってきた、釣れる条件がそろった」 といってさっき流したストレッチをもう一度流すと、 ジャカゴの角で強烈なバイト・・・ しかし、上がってきたのは無情にもキャットフィッシュ。 残念ながらその後何の反応も無く 川口選手のクラッシックは終わった。 結果として7位という順位でしたが、 もしバラしてしまった魚を取れていれば 優勝も出来るウエイトになっていたはずなので、 そのことがとても残念でした。 しかし、試合が終わってから 「バスフィシングは思い通りにいかないから面白い、 思い通りに出来ていたらもうやめてるよ」 という言葉がとても印象的でした。 今回、川口選手のプレスをやってみて感じたことは、 自分がこれをやると決めたら 「それを最後まで貫く精神力を持っている方」 なのだと感じました。 私も大会などに出ていますが、 釣れないとあれもこれもと試してしまい、 結局自滅してしまうということが何度もあったので、 とても勉強になりました。 川口選手二日間ありがとうございました。 これからもご活躍を期待しています。 |