2008 W.B.S.プロクラシック17


桂 裕貴 プレスアングラーレポート  田中正行



10月11日天気予報ではくもりの予報、
外は肌寒い中、今年のW.B.S.クラシック17が幕を開けた。

顔見知りのプロに挨拶を済ませ、
受付をすると今年も昨年同様、
桂プロの船に同船することを伝えられた。
昨年も台風のクラシックを2日間同船し、
思うような成績が出せなかっただけに、
今年は頑張って欲しいと思い、
桂プロに「今年も宜しくお願いします」と挨拶をした。

DAY1
桂プロのフライトは中盤ぐらいのまずまずの位置、
スタート前に桂プロから
「平本プロの白黄色チャンピオンと
ポイントがバッティングしてるかもしれないので追っかけるから」
と言われ、土浦新港を後にスタートした。

確かに桂プロの言った通り黄色いチャンピオンが前を走っていたが、
結局、桂プロのポイントをそのまま通り過ぎて行ってしまった。
土浦新港を出て途中で雨?が降り始め、
ポイントに到着すると本降りになっていた。

桂プロのタックルセッティングは、
テキサス・スピナーベイト・ワッキーといったセッティングだったが、
Hiro's Noteにも出ているように、
使い方がアメリカ直輸入したての釣りだったようで、
私は最初「こんな使い方もあるんだ」と驚いた。


なかなかバイトが得られないなか桂プロは、
ひたすら自分を信じキャストを繰り返していたので、
あまり話掛けられなかった。
そして10時過ぎ、ついにファーストバイト!
桂プロが「来た」と言って合わせるも、バスからの手応えは無くなっていた。
気温の低下などでバスの食いが浅く乗らなかったのだろう。
その後もキャストを繰り返すもなかなかバイトは無く、
11時頃にセカンドバイトがあるがバスの顔は見れなかった。
桂プロ曰く「おかしいな10時過ぎにはリミットを揃えて、
桜川で大きいの狙いに行く予定だったのになー!」



その後、この日の魚の反応を象徴する様な光景が、
桂プロと私の前に現れた。
4つの目のバイトでルアーが完全に水の中に吸い込まれ消え、
桂プロが「来たよ」と言って合わせるが魚の反応がなく
ルアーだけが帰ってきたのであった。
「あれで乗らないのは…」と桂プロ。
その後、帰着途中にドックや杭などを打つも手応えはなく、
その後ワンバイトあるものの桂プロはこの日、魚を手にする事なく
1日目が終了した。



DAY2
10月12日、昨日とは打って変わって快晴になった2日目。




今日はどうするのだろうと思っていると、
桂プロから「昨日の場所に行くよ」と言われた。
この天気なら出そうだなと思った。
スタート後何の迷いも無く昨日のポイントに到着し、
昨日と同じリグで同じように釣りを始める桂プロだった。
それでもバイトはあるものの、この日も時間だけが過ぎていった。
10時過ぎに桂プロが少し釣り方を変え攻めるもなかなか反応がなく、
11時過ぎにようやくテキサスのシンカーの重さを変えたリグにバイト。
ファーストフィッシュとなる580gの魚を手にした。



少しの変化が魚をもたらしてくれたのだろう。
私はあまりシンカーなどを変えないのだが
気温の変化などでは少しの変化が重要になってくるのを痛感した。



その後もアシ・ドック・杭などを打って行くが、
バイトはなく、桂プロはそのポイントを見切って桜川に移動した。
桜川では木村プロが先行し釣りをしていたが
挨拶をし木村プロの反対側にボートを進め釣りを始めた。
しかし、ここでも魚からの反応がなく時間だけが過ぎ、
とうとう2日目終了の時間。



結局、桂プロは2日間ワンフィッシュ580gで競技を終了した。
2日間自分の信じたポイント、リグで攻め続けた桂プロ、
本当に御苦労様でした。
釣りの合間にしてくれるアメリカの話はすごく興味深いものでした。
また、W.B.Sのスタッフの方々、大会の運営本当に御苦労様でした。



Hiro's Noteにもあったように
来シーズンからW.B.S.参戦予定のをしています。
最後にこのレポートを読まれた一般のアングラーの方、
私がプレスで感じた事を書きます。

プレスを経験しトッププロの釣りを目の当たりにして、
まず釣りに対する考えが変わります。
キャスティングのレベルの高さ、
ボートの操船やエレキの操船などのレベルの高さを痛感しました。


昨年初めてプレスに参加し、
最初はレポートがあり少し大変と思っていましたが、
レポートは自分の感じたままを書けば良いのでそれ程大変でもなかったし、
何より2日間で得られる事は沢山ありますので、
自分の釣りのレベルを上げたい、と思う人は、
一度プレスに参加される事をお勧めします。