2006W.B.S.プロクラシック15
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浅井 由孝 レポート:プレスアングラー石川智規 2006年の霞ヶ浦最強を決めるプロクラシック戦が、 11月11日〜12日の2日間にかけて催されました。 今回プレスアングラーとして乗せていただくのは、 浅井(シャロー)由孝選手。 '06シリーズ戦ランキング3位の実力者で、 KaneGon WEBのコラムでもおなじみの選手です。 初日のスタート前のミーティングで、 「明日の天候次第では1Dayにする可能性もある」 とのアナウンスが横山会長から有り、 選手ならずとも初日の釣果が重要であることが窺えます。 そしてスタート順の抽選は8番。 港内での待機中に聞いた話では 「以前、8台抜きをしたこともある」と浅井選手は言っていましたが、 その通りにバレット20XDは目指す流入河川に1番乗り。 「体重が軽いパートナーだとボートの走りがイイ」とは浅井選手。 思わぬ貢献が出来ました。 私はボートの速さを生かす操船技術に驚きました。 縦ストをワームで丹念に探り、 さらにスピーナーベイトをキャストし、 魚にスイッチが入るのを待ちました。 しかし、プラの時と状況が一変し、 全く反応のないまま時間だけが過ぎていきました。 同じスポットに入った他の選手も同じ状況のようでした。 その後、プラでいい魚が居た別の河川に入り直しましたが、 上流からの悪い水が狙っていたスポットまで流れて来ており、 早々に見切りをつけ小移動。 そこでは一番良さそうなポイントに 岸釣りの人が居て手が出せませんでしたが、 点在するストラクチャーを順に撃っていくと待望のヒット! 1010gのナイスバス!! ![]() 「これでウェイインできる!」と浅井選手もホッと一息。 さらに5分後にヒットしたがバレてしまいました。 しかしキーパーに満たないサイズであったと思われました。 「連続してバイトがあったから良いポイントですね」と言うと、 「ココにあのサイズが居るようでは余り良くないな」とのこと。 その後も粘りましたが、初日はこの一匹のみのウェイインで12位。 夜のパーティーでは選手、プレス、スタッフ、ゲストの参加者全員が タップリ楽しむことが出来ました。 吉田幸二プロから選手一人一人に暖かな言葉と激励が送られたり、 スタッフの誕生祝があったり。 さらに釣りビジョンによる、W.B.S.ダイジェストの上映もありました。 もちろん選手にはスポンサー各社から沢山の商品提供があり、 うらやましい限り!! 明けて2日目の朝。 空は不気味な雲に覆われていましたが、 風は心配していたほどではありませんでした。 しかし、昼前には強風が吹く予報に変わりはなく、 主催者側は様子を見たうえでスタート時間を遅らせるという判断。 風が吹く前にロングドライブで勝負を賭けたい選手、 他の選手が入って混み合う前に近場のポイントで早く結果を出したい選手…。 さまざまな思惑が交錯する中、スタート時間まで待機をしました。 浅井選手は「今日は走りませんから」 とスタート時に告げ、崎浜へボートを走らせました。 昨日と同じようにワームで食わせを狙った後に スピナベで広範囲をチェックして行きます。 丁寧さと手返しのいいリグで狙いましたが反応は今ひとつ。 昨日釣れたような縦ストラクチャーも狙いますが、 今日は目ぼしい所しか撃たず昨日の粘る釣りとは違っていたので その点について質問すると「流れが当たりすぎている」との返答でした。 今までそんなことをあまり考えずに釣りをしている自分は反省…。 その後はジャカゴを2ヶ所回りましたが 『新装開店しても客がいるのは新装直後だけ』で大岩田へ移動。 ココは風裏で波の影響も無くイイ感じ。 昨夜のパーティーの『エビちゃん話』で盛り上がりつつ、 石積み回りを探っていたときにバイト! 残念ながらフッキングには至らず。 そして桜川に移動し葦際を左岸から撃ちはじめましたが、 オカッパリ釣り人がいたので左岸へ回避。 「怪獣来い!」を唱えながら浅井選手は黙々とキャストしますが 反応は全くありません。。 帰着時間が近づき境川のカバーへ『宇宙人』を入れた時に バイトがありましたがロッドが曲がることは無く、 残念ながら2日目が終了してしまいました。 この2日間を通じて感じたことは、 浅井選手は表立って表情には出しませんが、 「勝負に賭ける内に秘めた情熱」と 「自分を信じてやり通す大事さ」が伝わってきました。 ![]() 初日のウェイインで見せてくれた自信あふれる顔で、 来シーズンも『霞爆発』する事を期待します。 また、私の家族のことをご存知だった上に プライベートのお誘いまで頂き、 リラックスしてプレスアングラーに望むことができたことを感謝しております。 貴重な体験をさせて頂き、有難うございました。 |