World BassSosiety 2004W.B.S.プロクラシック13

武 恵一 レポート:プレスアングラー スピキチ



10月9日、W.B.S.プロクラッシック初日。
午前5時、まだ闇につつまれた土浦新港に、
霞ヶ浦最強の戦士たちが集結する。
真の霞ヶ浦最強の名を賭けて熱い2日間になるはずだった!
台風さえ来なければ・・・。
超大型の台風22号が前線を刺激し、関東地方にも大雨を降らせた。
その影響で土浦新港も満水となってしまった。
本部スタッフと選手との話し合いの結果、初日は中止になった。
この判断に私は拍手を送りたい!

さて、夕方からパーティーが開催された。
プロのあんな姿が見れた訳だから、参加できて得をした♪
心置きなく食べて飲んで帰り道の心配をしなくて良いのは最高だ!
そんな楽しい時間を過ごしている間に、
台風は霞ヶ浦を通過していった。

10月10日、W.B.S.プロクラシック二日目。
晴れの特異日だけあって天気は良い。
しかし台風の影響で新港は水没寸前だ・・・。
本部がくだした判断は、開催であった!



今回のクラシックに向け、武プロは相当のプラをしてきたそうだ。
しかし、そのプラで掴んできたものを無にしてしまう状況であった。
1mの増水・・・そこには見たことも無い霞ヶ浦が存在する。
普段見えている物が水の中に有るのだから・・・。
悩みながらポイントを回っていく。
そして、10時30分に待望のバイト!
ジャカゴの際を通したクランクにアタックしてきた。
40cmくらいのナイスバスだ!!
しかし、食いが浅くリアフック1本であったため、
ボート際でバレてしまう・・・。
その後、バスからの反応は無かったが、
時間ギリギリまでキャストを続けていた。



残念ながらバスをキャッチすることなく、
武プロのクラシックは終了した。
来年しっかりとリベンジしてくれるだろう。

今回のプレスは私にとって非常に良い経験が出来たと思う。
バスボートに乗ってはいるものの自分は釣りが出来ない。
嫌でも(嫌な人は申し込まないと思うが)プロの釣りを見てしまう。
自分との違いを考える。
キャストの精度、ポイントへのアプローチなど本当に勉強になった。

今回は増水の中での戦いとなってしまったが、
復活した霞ヶ浦で最高の条件の中での戦いが見てみたかった。
その楽しみは来年に取っておこう♪