World BassSosiety 2004W.B.S.プロクラシック13

草深幸範 レポート:プレスアングラー 佐々木誠


今回プレスアングラーに応募して様々な経験をさせて頂きました。
激増水+濁りのタフコンディションの状況下、
自分ならすぐに諦めてしまうコンディションの中で、
霞ヶ浦を知り尽くした人たちがどう釣りを展開していくのか、
大変に勉強になりました。

台風の影響で初日が中止となり、
同船が一日だけになってしまったのですが、
こんな体験はそうは出来るものではないので、
かえって貴重な時間を過ごすことができ、よかったです。

私にとって釣りをせずに一日中見てるだけの作業は、
とても辛かったのですが、
その甲斐あってトップトーナメンターの釣りを
間近でじっくりとみることが出来ました。



釣り方、考え方、ポイント選び、状況判断といったことを
有名なプロのセミナーを聞くよりもよく分かりました。
雑誌を読むより、ビデオを観るよりも、
間近で実際に自分が釣りをぜずに見つづけるのが、
これはど勉強になるとは・・・
まさに百聞は一見にしかずとはこのことだと思いました。



「特別な釣りとか秘密の場所なんかない。
 一匹一匹を大切に釣っていくだけです」

とスタート前に話してくれたとおりに、
丁寧にタイミングを変えて、
何回も同じスポットに入りなおしたり、
最後の最後まで諦めずに集中して釣り続ける姿勢に、
自分との違いを見せつけられました。


釣り始めて10数投目にバラしたあとの気持ちの立て直し、
一匹一匹を重ねたときの喜びが、
自分のことのように嬉しかったです。



「どんなにタフでも基本を貫けば魚は釣れる」
とトーナメント中に語ってくれたことは、
今後の自分の釣りにも役立てていきたいと思います。
また、トーナメント中にも関わらず、
気がついたゴミを拾っていたのは好感が持てました。
自分も今後は積極的にゴミを拾いたいと思います。

草深幸範プロ、クラシック制覇おめでとうございました。