2013.....1戦レポート

日本で唯一の、女性だけのバストーナメントである

....2013年度開幕戦が

526日(日)、松屋ボートをベースに

新利根川&州の野原で行われた。

 

...を母体とする

女性だけのバストーナメント団体「J...A」の

開幕戦が、五月晴れの526日に行われた。

競技エリアは、新利根川と州の野原。

堰のある最上流まで約10km以上ある新利根川には

真珠棚や水門、ブッシュやレイダウンなど

さまざまなストラクチャーがある。

しかし、アベレージサイズが小さめなため、

数を釣らなければ上位に食い込むのは難しいエリアだ。


いっぽう州の野原は、霞ヶ浦のなかでも

バスのサイズは出ればデカイといわれているエリア。

周辺はアシ原に囲まれたシャローのため減水してしまうと厳しくなるが、

複数ある真珠棚や杭などにビッグバスがつくことがあるため、

キッカーを狙う選手は州の野原を目指すことになる。

 

しかし当日、他団体の釣り大会も開催されたため、

釣れるエリアでのバッティングが多発すると予想された。

つまり、各選手さまざまな思惑が交錯する第1戦となったのだった。

 

試合当日の早朝は曇り。

前日の強風と冷え込みで水温は21℃ほどまで落ちていた。

また全体的に減水傾向にあったため、

シャロー狙いの選手には厳しい状況になっていた。

参加した6チームのうち4チームが

新利根川の上流を目指してスタート。

残りの2チームが州の野原にバウを向けた。

 

515分のスタート時には、肌寒く感じる気温だったが、

10時を過ぎる頃には雲の合間から太陽が顔を出し、

強烈な日差しが選手たちを照りつけはじめた。

さらに11時には風が吹き出し、

目まぐるしく状況は変化していった。

 

そんななか、見事優勝に輝いたのは

4匹で2790gをマークした

塩谷みな&水村真由美チーム。

 

試合の前の週に各人でプラクティスをこなし、

そのとき釣れた新利根川中流域から下流域を

丁寧に攻めていったという。

 

「朝イチに、新利根川下流域の矢板エリアからスタートし、

シェードにサワムラ/バレットのノーシンカーワッキーを落としていきました。

すると6時前に1匹目の900gクラスがヒット。

思ったよりサイズがよかったのでホッとしました」

と語るのは塩谷選手。

塩谷選手は昨年事情により最終戦に参加するのみとなっていたのだが、

今年は見事完全復帰、ボーターとしてフル参戦できることになった。

 

ノンボーターの水村選手は

昨年行われた全4戦中3戦を優勝で飾った

“持っている”アングラーだ。

今回も水村選手は大活躍したようだ。

2匹目のバスはセブンイレブン前のシャローで釣れました。

ジャッカル/シザーコームのダウンショットを岸際に落として

ズル引いてくると500gクラスが食ってきました。

7時半くらいだったと思います」

 

その後10時過ぎに上流の真珠棚のポイントまで移動し、

真珠棚の対岸のブッシュ際に

ゲーリーヤマモト/レッグワームのダウンショットを落として

塩谷選手が700gクラスのバスをキャッチした。

 

4匹目はその後そのまま上流へ流していって

水村選手がシザーコームのダウンショットで900gクラスをゲット。

リミットメイクを目指して時間ギリギリまで粘ったがタイムアップ。

4匹だったが、トップウエイトをマークし、

塩谷&水村チームが、初戦優勝を飾った。

 

  塩谷みな選手タックル

ロッド:ZENAQ/SO-60

リール:ダイワ/ルビアス

ルアー:サワムラ/バレット4in(ノーシンカーリグ)

    ゲーリーヤマモト/レッグワーム(ダウンショットリグ)

 

●水村真由美選手タックル

ロッド:ダイワ/ブラックレーベルBL-PF610

リール:ダイワ/アルファス105HLフィネス

ライン:サンライン/BMS 8lb

ルアー:ジャッカル/シザーコーム3.8in

(ダウンショットリグ 57gシンカー)

 

惜しくも100g差で2位になったのは

森田友子&小池麻鼓チーム。

5匹のリミットメイクに成功したものの

サイズが伸びず、52690gでウエイインした。

 

「試合前の金曜日と土曜日にプラをした結果、

単発でしか釣れない州の野原を見切り、

魚影が濃いと感じた新利根川最上流付近をメインエリアにしました。

竹のレイダウンやブッシュのシェードを中心に

ゲーリーヤマモト/THINセンコーのショットワッキーリグと

OSP/ドライブクロー2inのダウンショットリグを使い、

4匹のバスをキャッチしました」と森田選手。

 

5匹目のビッグフィッシュを釣り上げた小池選手は

ドラマが起きたと思ったその状況を振り返る。

「そろそろ下っていかないと帰着時間に遅れるという

ギリギリの時間、ラストポイントで930gの

ビッグフィッシュを釣ることができました。

ヒットルアーは、OSP/ドライブシュリンプ3inの

5gダウンショットリグ。

それまで私にはまったく釣れていなかったので

最後のバスがビッグフィッシュになり、

本当に嬉しかったです!」

 

そして3位となったのは3匹で1890gを持ち込んだ

佐々木近恵&若泉美和子チーム。

新利根川の最上流部をメインエリアに絞り、

スモラバでカバーをタイトに狙っていった。

「最上流部で美和ちゃんが1匹目を

釣ってくれたのが8時半過ぎ。

その後、私も2匹目をエグジグにスワンプミニをワッキー掛けにした

スモラバで釣りましたが後が続かない。

3匹目がブレイクの杭で釣れたときにはすでに11時近く、

今日って、ブレイク狙いの日だった?と思ったのですが

そのまま3匹でウエイインとなってしまいました」

と佐々木選手は残念そうに語った。

 

しかし、JLBA初参戦のパートナーである若泉選手は

「プラクティスでは釣れなかったので

試合本番で釣れて、本当に興奮しました。

とても楽しかったです」とコメントしてくれたのだ。

 

今回は、この若泉選手のほかに

六沢選手が新しく加入した。

お試し参加してくれた六沢ゆき選手は遠く山形県からの参戦。

ひとりで慣れない車を運転し、第1戦に駆けつけてくれたのだ。

そんな六沢選手にもコメントをもらった。

「今回、いろいろ大変なこともありましたが

本当に楽しかったです。来てよかったと思っています。

JLBAの皆さんは親切で優しい方ばかりで感激しました。

山形ではこんなに女子が集って釣りをすることはないし、

いつもひとりで釣りをしているのでとても刺激を受けました。

違うところに住んでいる釣り好きな女性たちと

一緒の時間を過ごせたことが良かったです(笑)。

ネットのSNSの書き込みを見て

JLBAの存在を知ることができました。

本当にありがとうございました。

また参加したいなって思っています!」

 

JLBA2013年第1戦リザルト

1 塩谷 みな / 水村真由美 2790 4 / 3
2 森田 友子 / 小池 麻鼓 2690 5 / 5
3 佐々木近恵 / 若泉美和子 1890 3 / 3
4 佐藤 真理 / 大川 恵子 1180 2 / 2
5 三村 陽子 / 六沢 ゆき 810 2 / 2
6 小幡 千恵 / 澤田麻起子 0 0 / 0
BigFish
森田 友子 / 小池 麻鼓 930

 プレトーナメントを含めると

今年で10年目を迎えるJ....

発足当時と比べるとレベルも上がり

難しいといわれている霞ヶ浦水系でも

見事な実績を残すようになってきた。

 

....はさらなる飛躍を目指して

参加選手はもちろん、スポンサー様、サポートスタッフ等を

大募集しています。

少しでも興味のある方はぜひ、W...までお問い合わせください。

 

次回のJLBA第2戦は630日。

マルトボートをベースに土浦周辺エリアで開催いたします。

お試し参加も大募集中!!

バス釣り好きな女性はぜひ、JLBAへご参加ください!

 

(レポート:堀井ゆう子)