J.L.B.A.第四戦 2007.10.7


2007 J.L.B.A. 4th
新利根最終決戦!
タフコンディションを制したのは
樋口千穂/伊藤裕子チーム!

2007年10月7日(日)、
W.B.S.のレディース部門として開催されているJ.L.B.A.第4戦が
茨城県霞ヶ浦の流入河川の1つである
新利根川の松屋ボートを拠点に開催されました。

最終戦となるこの日は、秋晴れの清々しい一日の中、
絶好のコンディションと思われましたが、
朝晩の冷え込み、そして水質の悪さが
タフコンディションを招いたようです。

エントリーした全てのキャプテンにQ.O.Y.の可能性があり、
選手達の意気込みは大変なものでしたが、
非常にバイトが遠く、釣れてもノンキーパーと、
秋の新利根川の難しさにに翻弄されたようです。



そのような状況の中、
樋口/伊藤チームがビッグフィッシュ賞となる850gを含み、
3匹で1.510gというウェイトを持ち込んで、
僅差でしたが優勝の栄冠に輝きました。

また、熾烈なQ.O.Y.争いは、
今回優勝した樋口千穂選手の頭上に輝きました。



では上位5チームに本日の釣りを振りかえっていただきましょう。

●第5位 中村理絵/伊藤英美チーム 450g 2/2



司会:5位からパターンをお伺いします。お疲れ様でした。どんな釣りを?
中村:昨日プラに入ったんですがノー感じで。
   今日は全くプラに入ってない上流のほうからからスタートして、
   ラバージグのスイミング、スピナーベイト等をやったんですが、
   ノンキーしか釣れませんでした。
   パートナーの伊藤さんにはノーシンカーでフォローしてもらって、
   朝一、上流に着いて一時間ぐらいで伊藤さんが釣ってくれたんです。
   それでノーシンカー・ワッキーを投げ倒し、1本追加したのみです。
   巻物系には全然ダメでした。本当に真っ白でした。
司会:今日は得意のバラしは?
中村:ないです。
司会:一年間どうでした?来年も?
中村:え??
司会:来年も…田辺さんに怒られるよ。
司会:伊藤さんは初めての参加ですね?ご感想は?
伊藤:そうですね、思った以上に釣れなくて、ノーシンカーで一匹釣れて、
   もう一匹はノンキーパーを釣ったんですが、バイトが浅くて、
   もっと釣れればよかったなと思います。
司会:試合で釣るのは大変ですよね?
伊藤:そうですね。
司会:プライベートよりも難しくなる。
   魚を持ってきてたいしたものだと思いますよ。
伊藤:ありがとうございます。


●第4位 森田友子/澤田麻起子チーム 540g 2/2



司会:素晴らしいですね、540グラム、森田/澤田チーム。
   森田さん、プラを熱心になされたようで、練習の成果は?
森田:昨日、澤田さんと一緒にプラをして、クランクベイトが良いと分かったので、
   そんなタナを通せるようなクランクベイトを引こうと。
司会:タナとは?
森田:昨日は朝から寒かったので、1.5mぐらい潜るクランクが良かったんです。
   とある場所で、連続で釣れたりしてたので。
   今日は前の日にバイトのあった所をクランクベイトで釣っていこうと。
   朝一、澤田さんが4本ぐらい釣ってくれて。
司会:やるじゃないですか。
森田:そのうち2本がキーパーで。それ以外はノンキーでした。
司会:エリアは?
森田:中流域の電線、鉄塔のある所、そのストレッチです。
   かなり入念に流したんですがダメで、
   上流に行ったらノンキーしか釣れませんでした。
   ルアーはDDチェリーとノーネイム1/0です。
司会:高級ルアーですね。澤田さん、4匹の自慢話を。
澤田:森田さんにエリアを選んでもらって、釣れたという。
   ノーマンのクランクベイトで4本釣りました。
司会:クランクベイトでは他の方はダメ、という方が多かったですが。
澤田:朝だけ反応が良かったんです。
司会:ワーム系はやらなかった?
森田:暑くなってきたからスローな釣りをやったんですが、
   たぶん、カバーの中に入るようなものじゃなきゃだめかなと思って、
   早く落ちないような条件のルアーを
   見つけることができなくて終了しました。
司会:お疲れ様でした。


●第3位 三村陽子/小池麻鼓チーム 760g 2/2



司会:760g、三村/小池チーム。三村さんオメデトウございました。
   どんな釣りを?
三村:今日は、下流一本勝負です。
司会:確信があって? 当然釣れると思っていった?
三村:はい。
司会:練習で良かったと?
三村:良かったわけじゃないんですが。プラは金曜からやっていて、
   上流にも行ったりしたんですが、今一つだったんで。下流一本勝負で。
   ぐるぐる回ってるかな、と。
司会:プランを実行して?
三村:はい。
司会:一箇所だけじゃないんでしょ?
三村:ぐるぐる回ったんですが、散々2周ぐらいした頃、足が痛くなって。
   パートナーの小池さんに「ごめん足が痛い」と言って、大分やる気が
   萎えちゃいました。松屋ボートを越えた所で、
   すごい小さいバスが追ってきただけで、やっぱり下流に戻るかと。
司会:オダの釣りですか?
三村:まずテキサスリグで見つけて。魚探無いんですよ。
司会:まじ?
三村:この辺かな、と。
司会:それで?
三村:ライトリグに変えて、12時過ぎまで釣れてなかったんですが、
   12時15分ぐらいにバラしまして。
   結構いいサイズだったんですが、水面を飛ばれてしまい「アイヤー!」と。
   その後に足が痛くなくなったんで…
司会:早いね。
三村:その後も頑張ってみたら釣れたという具合です。
司会:リグは何をお使いに?
三村:ダウンショットリグで、ワームはガルプのクローラー3インチです。
司会:オメデトウございました。小池さん、ご主人も釣ってきたみたいですよ。
小池:あぁ揃っちゃったよ、とか。私の分まで釣りやがってと。
司会:そおいう話は家に帰ってからね。
   トロフィーは夫婦喧嘩用に。後頭部にズガンとね。
   冗談じゃなくなっちゃいますね。


●第2位 桂川近恵/尾上舞子チーム 1.410g 3/3



司会:続きまして準優勝、桂川/尾上チーム。
   お疲れ様でした。どういう釣りを?
桂川:今日は上流まで行き、プラで良かった所をスピナーベイトで流して、
   テキサスリグで、ズル引きしてノンキーが釣れました。
   パートナーの尾上さんにはフォローでノンシンカーをやってもらって、
   一匹釣ってもらいました。
   なんだか今日は釣れなくて、昨日押さえと思ってたカバーをやって、
   一匹大きいのが釣れて、
   最後は帰りにクランクベイトで1本追加といった感じです。
司会:大きいのはカバーですか? 沈み物?
桂川:沈み物も絡んでいて、ちょっと張り出しがあるところです。
司会:三本でちょっと悔しかった?
桂川:そうですね。昨日のプラで魚はブレイクのショルダーに居るだろうと。
   今日は風向きが悪く、なんだか水の流れがなかったですんね。
   プラではクランクベイトとスピナーベイトでチェックして、
   スピナーベイトのブレードに食ってくるんです。
   そこで柔らかい竿から固めの竿にして、早合わせするように。
   あとはフォローで軽めのテキサスリグを岸際に投げてズル引いて、
   ショルダーまで来る間にアタリがあると。
   エリアは5箇所。主にアウトサイドベンド、ほとんどが矢板周りです。
   上流の方にいい場所が多かったので、先ずは上流に行ってチェックして、
   昨日のプラではカバーには手を付けずにいました。
   そのカバーとは竹と草の混合の場所。1/2ozのテキサスリグ、
   フロロ20ポンドで、ドカッと抜くような、リアクションで落とす釣りです。
   ワームはスリ抜けを重視して3インチセンコーを使いました。
   そんなに奥じゃなく、草が張り出てる手前側でした。
   昨日クランクで反応が良くなかったのに、無風から途中で風が吹き始めて、
   流れが巻いてヨレているような所で、クランクベイトを投げていなかったんで
す。
   パートナーの尾上さんがすぐにクランクベイトで一本釣ってくれて、
   気づくのが遅くて、しまったと。
   去年の秋に比べれば、この時期に見えなかった魚を探せたと思います。
司会:準優勝なのでオメデトウですね。尾上さん?
尾上:今日は、クランクベイトに変えて一投目で釣れたんです。
   遅い時間だったので二人で焦りました。
   クランクベイトを投げたのも初めてで、釣れた時は嬉しかったです。
司会:秋には凄く良いルアーだと思いますよ。


●第1位 樋口千穂/伊藤裕子チーム 1.510g 3/3(BigFish850g)



司会:いよいよ最終戦の優勝、ビッグフィッシュも。樋口/伊藤チーム。
   優勝です。狙い通り?
★樋口:みんな狙っていたとは思うんですが、あわよくば。
司会:勝因は?
樋口:チームワークです。
司会:出ましたね。釣りの話を。エリアとか、釣り方を。
樋口:上流の真珠棚より上のほうです。
司会:目星をつけていた?
樋口:はい。いつもの大好きな所から。同じようなエリアです。
司会:どういう釣りで?
樋口:テキサスリグのズル引きです。かなり見せて釣る方法です。
司会:具体的には?
樋口:シンカーは3.5グラムの軽めで、浮き止めでちょっと止めて、スルッと
   スリ抜けるような。ワームはパートナーの伊藤さんに貰ったワームです。
司会:それがうまくいって? ビッグフィッシュの850gは?
樋口:そのエリアから、下って、下流をやる前に一箇所寄ろうかと。
   いつも釣るところなんですが、プラでは良くなくて、
   メインで考えてなかったんです。
   ちょっと寄ったらスグに釣れました。魚は全部ブレイクがらみ。
   テキサスリグです。850gも同じ貰ったワームでした。
司会:コミュニケーションですね。
樋口:実際プラでも釣れてなかったんで、今日釣れれば良いかなと。
   水温も落ちてきて、悪くなる一方だから、
   ステイさせて見せないとダメだと思いました。
   今年の新利根川は水が悪い状態のままで、良くなってないと思うんです。
司会:パートナー伊藤さん、ワームの話を。
伊藤:マドネスというところの、ファイナルへブンというワームです。
   関西のリザーバー、池原とかで良く釣れるんですよ。
司会:なるほど。英訳すると、究極のヘブン?
伊藤:尻尾に特徴があるんです。ノーシンカーでもどんなリグでも使えます。
   ワーム自体もそんな重くないんです。
司会:このワームのテキサスリグ?
伊藤:はい。私も樋口さんと同じリグです。
司会:優勝経験は?
伊藤:初めてです。ありがとうございます。とても楽しく釣りができました。
司会:ちょっと休んでたよね。私が気に入らなくて?
伊藤:そんなことないですよ。以前は妹と参加してたんですが…
司会:ちょっと遠いんですが来シーズンも参加して下さい。


また、この日は表彰式終了後、NETメンバーと合同による大B.B.Q大会、
そしてそれぞれの年間表彰式が盛大に行なわれました。
今回の最終戦で今期のJ.L.B.Aは終了いたしました。
事故もなく、無事に全日程を終了出来た事をご報告申し上げます。



W.B.S.・J.L.B.A.に1年間協賛いただいたスポンサー様
会場をお貸しいただいた松屋ボート様、マルトボート様、
今回、特別協賛品を頂いたタカトミマリーナ様、BB-MAX様、
誠にありがとうございました。
そしてJ.L.B.Aメンバー諸君、W.B.S.横山会長、松村事務局長、
澤田さんをはじめ、お手伝いに来ていただいたスタッフの皆様、
1年間ご苦労様でした。
来期はさらにJ.L.B.Aが盛り上るように、皆様のご期待に応えるべく
日々精進していきたいと思います。 

J.L.B.A会長 山口将司



■J.L.B.A. 2007/4th RESULT


1位 樋口千穂/伊藤裕子  1.510g 3/3(Big850g)
2位 桂川近恵/尾上舞子  1.410g 3/3
3位 三村陽子/小池麻鼓   760g 2/2
4位 森田友子/澤田麻起子 540g 2/2
5位 中村理絵/伊藤英美  450g 2/2
6位 塩谷みな/疋田星奈  340g 1/1
7位 大内直美/佐藤真理  0g 0/0
tie 石塚智子/仙波麗華  0g 0/0(-500g)
tie 小幡千恵/太田玲子  0g 0/0(-1500g)


■年間ランキング

2007年度の年間ランキングは以下の通りです。
QOY(クィーンオブザイヤー)は規定により
ポイントランク2位の樋口千穂さんの頭上に輝きました。
樋口さんは発足以来4年で3度目の獲得となりました。
J.L.B.A.は抽選によって組み合わされた2名で1つのチームで行われます。
よって、A(キャプテン)希望、B(パートナー)希望を事前に配慮してあります。
年間成績第1位の選手はQOYとして表彰され翌年のエントリーフィーが免除されますが、
全戦B(パートナー)での参加はその権利がありません。
よって全試合をBで参加した疋田さんは残念ながらQOYの権利がありません。

01 疋田 星奈 62ポイント 8200g
02 樋口 千穂 59ポイント 5930g QOY(3度目)
03 桂川 近恵 49ポイント 6500g
04 尾上 舞子 48ポイント 5880g
05 森田 友子 38ポイント 4440g
06 三村 陽子 35ポイント 3970g
07 小幡 千恵 33ポイント 3950g
08 石塚 智子 31ポイント 4010g
09 中村 理絵 31ポイント 3590g
10 塩谷 みな 31ポイント 3200g


11 佐藤 真理 30ポイント 4410g
12 大内 直美 24ポイント 2780g
13 澤田麻起子 24ポイント 2740g
14 小池 麻鼓 24ポイント 1830g
15 伊藤 裕子 20ポイント 1510g
16 上野小百合 16ポイント 2140g
17 仙波 麗華 12ポイント 2120g
18 今野 晶子 10ポイント 780g
19 太田 玲子  9ポイント 570g
20 伊藤 英美  8ポイント 450g