W.B.S.メンバーの
蜂谷制プロが
海外プロトーナメントで優勝!

蜂谷制 Canadian Open 2008 参加レポート
http://www.wfn.tv/events/canadianopen/standings.php



7/25〜7/27に開催されたカナダのメジャートーナメント、
Canadian Open of Fishing 2008に、
コ・アングラー部門で出場し、優勝をいたしました。

本当であればW.B.S.4th北浦戦の日程ですが、
本場のスモールマウスバスで自分が日本で考える
スモールマウスバスのシーズナルな考え方、
釣り方をCAPP(カナダのBASS)、
BASSやFLWで活躍するプロも出場するこの大会で試せるチャンスと思い、
WBS4th北浦戦は欠場することに決め、カナダへと旅立ったのです。

今回のトーナメント会場はトロント空港から約5時間、
アメリカとの国境付近にある水域、
St. Clair RiverとLake St.Clairを舞台に行われました。
なんと、エリアの大きさは琵琶湖の約3倍!です。



このトーナメントでは、
プロとアマチュアの2名同船で1日目と2日目で組み合わせの抽選があり、
1艇で5匹のリミットを協力しあってウェイインし、
トータルウエイトで順位が決定します。
(プロのみ1日目と2日目のトータルウエイト上位10人で
 最終ステージを戦います。)

この大会出場のため日本で練習です!
6月末野尻湖→
7月初旬桧原湖→
7月中旬野尻湖へ…
7月6日に行われた桧原湖オープンでは、
早乙女選手と4位入賞、
最終練習日には今年最大となる51cmのスモールを手にし、
順調に調整を終え成田空港を出発しました。

トロント空港まで約13時間の飛行時間、
PSPでリッジレーアーをやり過ぎ睡眠不足+指が痛い…
無事?トロントに到着。

まず向かったのは空港から15分で行けるBass Pro Shops♪
今回エアカナダを利用しましたが、
スポーツ用品申請しても203cmを超えるロッドが扱えないと断られました。
そのため、野尻湖で40アップを連発しメインタックルとしていた
STEEZのKINGBOLTを持っていくことができませんでした。

そこで、現地調達を考えていましたがっ…
代わりになるロッドが無く、結局買ったのはペンチとラインカッター…
そしてトーナメント会場であるSarniaまで移動、
慣れない右側通行、信号を曲がるとつい左車線に…
カーナビの指示が英語で耳に馴染まず、
アメリカに行ってしまいそうになったりと、
色々ありましたが無事宿泊先に到着。

プレ・フィッシングは時間がなく、
1日のみでしたがWayne Izumiさんのボートで釣りをすることができ、
エリアの説明やアドバイスをしてもらいました。

St. Clair Riverでは別荘地(アメリカ側)で一軒毎に
ボートを係留する桟橋が並ぶエリアや、
長さ50フィートぐらいの沈船や、
石油工場前の水深40フィートで濁りの境目を釣るなど、
バスを釣るポイントとして日本には無い場所で釣りをしました。
このプレ・フィッシングでは、
カナダ初のスモールバスを3/8ozテキサス(6.5カットテール)で
釣ることができました。



そしてその日の夕方組み合わせの抽選会場へ…
なんとカジノの一部が貸切られていました。
ペットボトルを持って会場に入ろうとしたら
警備員からえらく怒られ没収!
そういえば空港でもダメでした…
ライセンスと申し込み書のチェック!
今回はアメリカとカナダのライセンスが必要でした。
無事にチェックインし会場へ。

なんと立食パーティー生演奏付きでとってもアメリカンな感じでした。
運命の組み合わせ抽選です!
一日目はGary O'Neillさん、
二日目はSimon Frostさんに決まりました。
組み合わせ相手とはここで試合のプランと朝の集合場所と時間を決めます。
Gary O'Neillさんとは同じホテルだったので、
部屋で打ち合わせをしGary O'Neillさんから頂いたピザを食べて就寝。

試合一日目、プレ・フィッシング同様に晴れました。
ホテルでGary O'Neillさんのボートに荷物を積み込み、
マリーナまで移動。
ホテルからマリーナまで車で約5分。

音楽は?と言われたのでロック!と言うと、
ノリノリの音楽をセレクト♪マリーナまでノリノリでした。
そしてカナダ初のトーナメントがスタートしました。

Lake St.Clairのポイントまで約1時間!
スッゴイ飛ばします!!
そして到着…東京湾みたいな感じな場所で、
短いグラスが今回のエリア。
Gary O'Neillさんはモグラジグに似たラバージグ、
自分はドロップショット(Gulp DOVER CRAWLER)で
前と後ろとで魚探を見ながらの釣りで
3lb以上のスモールバスを沢山釣り約18lbまでWeightを伸ばし、
次は二人でジャークベイト。



Gary O'NeillさんはジャッカルのSQUIRREL、
自分はOSPのRUDRAで21.1lbまでWeightを伸ばし、
初日を1位で通過。
初めて4lbオーバーのスモールを釣ることができ
試合中は終始エキサイティングでした。



試合2日目も一日目同様に晴れ、
Simon Frostさんが宿泊するホテルで集合しマリーナまで移動。
Simon Frostさんの一日目が11.8lb…
スタート直前まで向かうエリアを考えていました。
そしてスタート! Lake St.Clairのグラスエリアまで約40分。
今回はグラスのトップが時々見える長めのグラスエリアでした。

風を計算しボートのポジショニングし、
シーアンカーでゆっくり釣り流す釣りでお互いにドロップショット。
Simon Frostさんはセンコー3インチ、
自分は一日目同様Gulp DOVER CRAWLERを使用し、
初日以上にスモールバスを釣り入れ替え、
Weightを17.2lbまで伸ばすことができました。

そして二日目の試合終了後、
コ・アングラー部門順位の発表がありました。
ベスト10からウエイトと名前が呼ばれ…
最後にCanadian Open of Fishing 2008 
コ・アングラー部門のチャンピオンとして自分の名前が呼ばれた時、
言葉にできないくらい嬉しかったです。



同時にプロ・アングラー部門で出場し、名前が呼ばれたいと強く思いました。
来年からはカナダも視野に入れて活動し、
近い将来アメリカ進出…頑張りたいと思います。



日本人初出場で優勝…には、
運営側もちょっと困った様子?でしたけど。(笑)



−今回のメインタックル−

<ドロップショット>
ロッド/STEEZ VERNIER
リール/TEAM DAIWA IGNIS 2506
ルアー/Gulp DOVER CRAWLER 5.5"
ライン/Berkley VANISH 10LB
フック/Nogales MOSQUITO HEAVY GURAD #1
シンカー/reins Down Shot

<ジャークベイト>
ロッド/STEEZ MACHINEGUNCAST type-I
リール/STEEZ 103H
ルアー/RUDRA(アイスシャド)
ライン/Berkley VANISH TRANSITION(クリムゾンレッド)17LB