■2006年 第3戦 サンティークーパー・レイク 




サウスキャロライナ州サンティークーパー・レイクに行ってきた。
片道約17時間のドライブで3度目のサンティーは、
まだ寒さが抜けきれていないように感じられた。

案の定、バスはシャローで見かけるものの、その数は決して多くない。
サンティーの特徴は、
フロリダ系のタンニンウォーターをクリアーにした水質で、遠浅。
岸から数百メートル行っても2〜4フィートしか無い所が多く、
クリークチャンネルも明確ではない。

しかしシャローにはサイプレスツリーやパッド、グラスが点在していて、
浅くてもシャローの気温上昇と共にバスが差して来る。
試合前日、いきなり暖かくなり一気にバスがシャローに、
あれよあれよと言う間に上がってくるのが目に見えて分かった。
こうなるとサイトフィッシングが最適となる。



いや、サイト以外でビッグウエイトを出すのは容易ではなくなる。
この日はロッドを持たず、とにかく色々なエリアを回り、
どこにクオリティーフィッシュが上がってくるかだけを、
時間一杯までチェックして本戦を迎えた。

結果から言ってしまうと、またも50位代の58位。
初日は105人中103番フライトと人の後追いになってしまった。
行くところ、行くところ貴洋、ケビンワース、アイコネリー、
トッドフェアクロス等の後追いになり、
まともに釣り始めたのは10時前ぐらいになってからだった。

自分の釣りたいバスのエリアではロッドが持てなかっただけではなく、
余り他の人が狙わないであろう
深めのベッドを見て回っていたのが誤算となった。
というのも当日は風が天気予報とは裏腹に強く、
沖合いのベッドはことごとく見えなくなり、
ウエイトが伸ばせなかったのが62位からスタートした原因となった。
が、しかし、カットの50位は18ポンドイーブンで
リッククランが着けており、その差は1ポンド半。
十分射程距離内に50位のカットは見えていた。

二日目は2番フライトで、
7パウンダーを含む19ポンド13オンスと20ポンド近く釣り、
ウエイトを伸ばすことが出来たが、
エリートシリーズは前回に続き甘くない。
トータルを36ポンド7オンスで
初日のカットを2倍しても(36ポンド)その上をいくウエイトで、
通常であれば二日目の総合ウエイトは初日に比べて下がるのだが、
二日目の天候が晴れ、さらに午後に風が止んだために
午後相当数のバスがシャローに差してきていた。

当然フライト順が遅いほうが有利と二日目はなるが、
この日は2番フライトで一番初めに帰着しなければならない。
ウエイトが初日ほど下がらないにしても、
サイトで大型のバスは初日に釣られているために
36ポンド持っていれば何とかなる可能性はあると若干の期待はあったが、
周りのウェイインバッグを見て、こりゃ駄目だとすでに感じた。

初日は人の後追いとなり、
この日は釣れる良い時間が少ない状態で帰着となってしまったが、
釣る奴らは釣ってくる。それも半端じゃないウエイトを釣ってくるのだ。
自分の釣ったウエイトは二日間で36ポンドオーバー、10本のバス。
1本の平均ウエイトは3.6ポンドで1630グラム平均ぐらいでそろえていても、
箸にも棒にも引っ掛からないのだから、なんてレベルなのって感じでしょう。



このサイズを釣ってきても50位に入れなかった。

二日目は約3ポンドウエイトが延びたようで、21ポンドが平均ウエイトだった。
と言うことは、22ポンド(5匹で10kg)釣らなければ
カットには追いつかなかったようだ。
霞ヶ浦はクリアウォーターではないので、
バスが差してくるのが目では見えないが、
そのシーンを目の当たりにすると凄い物がある。
昨日までほとんどバスを見かけなかったエリアでも、
何処に居たの?と思えるほど一気に上がってきて、ベッドを作成し始める。

特にシャローフラットのレイク程、その勢いは凄い。
春は天候による状況判断が結果を大きく左右する。
次戦はアラバマ州ガンターズビルに移動しての試合が待っている。